腰痛から新たな出会いと学び〜「ヨーガ入門」 佐保田鶴治 著

先日のブログでは、腰が重いと言っておりましたが、暴露すると、ひと月前から脊柱管狭窄症のような症状(大腿部の足の痺れと、5分も立ち続けることができない)に悩まされていました。

これまで、軽いギックリ腰なら自力で2〜3日もすれば治っていたのに、今回は整形外科、接骨院へ行って、痛み止めを飲んでも、電気や鍼治療をしてもいっこうに治りません。

そこで、脊柱管狭窄症の治し方をネットで検索すると、大腰筋をほぐしてあげるといいと書いてありました。早速、自分でやってみようと動画などで、やり方を調べ、お腹の奥深くにある大腰筋をマッサージしてみると、びっくりするほど凝っているのがわかりました。


こりゃいかんということで、大腰筋周りを緩めようとマッサージやストレッチなど色々試しました。
ところが、肩こりと同じで、その時は気持ちもよく、患部が緩んだ気はするんですけど、足の神経は麻痺したまま、治る気配すらなく、先が全く読めない状態で、正直、本業を辞める覚悟もしておりました。

そんな時に出会った本

それがこちら↓↓↓

ヨーガ入門―ココロとカラダをよみがえらせる (イケダ3Lブックス)

ヨーガ入門―ココロとカラダをよみがえらせる (イケダ3Lブックス)

 

 

 

p44

さて、ヨーガ体操の実技にはいる前に、まずその心得について、ひととおり触れておきましょう。次に述べる条件に合わない方法でヨーガ体操を行っても、期待するような結果は得られないということを、まず知っておいていただきたいと思います。
たとえ形だけが、ヨーガ体操に似ていても、実質的にヨーガ体操でない体操を行ってはなんにもなりません。ヨーガ体操とその他の健康体操とのちがいは、実に以下に述べる条件をそなえているかどうかにかかっています。

 

その条件は、一般的なヨガクラスでもよく言われていることなんですが、佐保田先生の言う条件の詳細をじっくり読みながら、実際ポーズをとって行くと、これまで、私が信じてきたヨガとの違いに驚きました。その違いを飲食店で例えるなら、ファーストフード店と老舗料亭。正直愕然としました。


特に一つの動作にかける時間と呼吸は、今までのものとは全く違いました。


 p45

ヨーガ体操には、緊張と弛緩(しかん)の調和、または交代の配慮が大切。

ヨーガ体操の生命は、弛緩(くつろぎ)のの方にあるのであって、緊張は弛緩の補助といえます。ヨーガ体操が、ほかの体操とはちがって健康法として段ちがいの効果を発揮する理由は、主としてここにあるのです。

〜中略〜

ヨーガ体操で、緊張と弛緩とが調和するということは、ある体操を行っているあいだ、その動作と体位を保つのに、直接、関係する筋肉の緊張は避けられませんが、そのほかの筋肉は、できるだけ弛緩させておくことです。緊張と弛緩の交代は、一つの体操の実修が終わったときには、いつも数秒間の休みを入れて全身の筋肉をくまなく弛緩させることです。このほか、体操実修の全コースが終わったときには、かなり長い時間(最短1分間)、完全弛緩の体位である「シャヴァ・アーサナ(死体の体位)」を行う必要があります。  



ヨガを習い始めたころ、ポーズの合間にシャヴァ・アーサナをするのが正式なヨガだと聞いたことはあります。でも残念なことに私は、これまでポーズの度にシャヴァ・アーサナをするヨガのレッスンには出会ったことがありません。おそらくシャヴァ・アーサナをポーズごとに行ってしまうと、レッスンの時間が非常に長くなってしまうか、ポーズを削る必要があるからだと思います。ヨガも商売になってしまうと、顧客第一主義になってしまい、地味なレッスンは敬遠されてしまうのだと思います。


さて、腰痛の話に戻りますが、先ほども言いましたが、今回の腰痛は、長い時間立ち続けなければ、どんなポーズでもできてしまうので、私は、この本の通りに座ってできる簡易体操を数日続けてみました。すると長年できなかったポーズがなんとできるようになってしまったのです。さらに嬉しいことに気がついたら、痛みと痺れが消えていました。もちろん治るまで、ひと月もありましたから、様々な要因の結果だと思いますが、
今回の腰痛では、たくさんの学びと発見がありました。
さらにさらに!!!出会いもありまして

佐保田先生を尊敬しているという方から指導してもらえることに!!

現在は、初心にかえり、ヨーガを学んでおります。


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先日は、ヨーガ&書写のレッスン。お抹茶までいただいて、至福の時間でございました。