「占い師の話」岡田斗司夫 著

朝日新聞のサイトに「悩みのるつぼ」という

コーナーがあるのをご存知ですか?

www.asahi.com

 

私は、岡田斗司夫さんの存在をYouTubeで

知ったのがきっかけで、「悩みのるつぼ」

の存在を知りました。

 

この方、とても有名なのですが、

あまりに多才すぎて、こういう人です!と、

きっちり職業を紹介するのがとても

難しいです。

 

そこで、岡田斗司夫さんの本を

読んでみることにしました。

 

 

その1冊がこちら。

 

「占い師の話」

 

 

私は、過去に「占い師になっちゃおうかな〜」と、

軽い気持ちでお勉強を始めました。

ところが、なんか違うぞと占いに疑問を

抱くようになり、今に至ります。

 

でも、これがきっかけとなり、

読書をするようになりました。

 

この本は、私がこれまで疑問に思って

きたことを、スッキリと解決してくれて

いるばかりでなく、現在の占い師さんの

在り方に一石を投じる内容になっています。

 

 

 

 

岡田斗司夫さんが説く

占い師とは?

 

占い師の歴史

 

シャーマン的存在で、あらゆる問題に

答えを出してきたまじない師が、

占い師の原型。

 

なので、昔のまじない師は、多くの

知識(政治・経済・医学・錬金術・科学)

を持っていました。

そのため、彼らのひと言で、国が

丸く治ることもあり、次第に国家に

口出しするようになります。

 

影響力が絶大ですね。

 

ところが時代と共に、まじない師の

知識が、それぞれ独立をして、

専門的分野になった結果、

現在のまじない師の仕事いえば、

当たる当たらないではなく、

”開運”が主な機能となったそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

確かに!占い界隈のブログを見ると

当たる当たらないではないと言って

いる人が多い。かくいう私も、

友人を占った時、同じセリフを

吐いてたっけ。

 

こうして、現在の占い師さんの仕事が

なくなっているにもかかわらず、

相変わらず、人々の悩みは尽きず、

 

 

  • どうしたら彼が私を好きになりますか?
  • 不倫がやめられない。どうすればいい?
  • 会社を辞めたいけど、辞めるのが不安。
  • 自分に合っている会社なのか知りたい。
  • 子供が言うことを聞かない。
  • 貯金ができない。金運を見てほしい。

 

このように絶対に答えの出ない悩み

ばかりになってしまいました。

 

 

さて、占い師さんの現状がどのような

ことになっているか把握できたところで、

岡田斗司夫さんがこれからの占い師は

どうあるべきか?語れています。

 

結論!

 

かつての占い師(まじない師)に

備わっていた経済、思想、科学、

医学、政治などの知識を学ぶこと。

 

なぜなら、対応できる問題が

圧倒的に増え、昔の力強い占い師に

なれるから。

 

そして、悩みの解答をそのまま

言うのではなく、本人が勝手に

答えを見つけられるように

導ける人間になること。

 

最後に

 

一番重要なことは、

 

占いの方法を勉強すればいい占い師に

なれるわけじゃない!!ということ。

 

所詮、世の中で通用する、または

信用してもらえるのは、その人のキャラ。

 

商売としての”占い師”を

真面目に考え、キャラを強く

打ち出すということ。

ということでした。

 

 

私はこの本を読んで、どの分野でも

何かを始めるためには、戦略と、

キャラ作りが必要だということが

よ〜くわかりました。

 

私のようになんとなく、占い師に

なろうと思い立ち、高いお金を

払って、占いの勉強をしている人が

いたら、ぜひこの本を読んで

ほしいと思いました。