地道に続けることが１番の早道。
これまで通っていたヨガ教室。
コロナがきっかけで、足が遠のいて
しまいました。
そのかわりと言ってはなんですが、
以前から気になっていた
「きくち体操」が、昨年から
ネット配信していることを
知り、早速入会してみました。
菊池和子先生は、本やテレビで
お馴染みの方も多いと
思いますが、知らない方も
いると思うので、どんな方か
簡単に説明しますね。
菊池先生は、1934年生まれの
現在87歳。
日本女子体育短期大学を卒業され、
体育教師を経て、現在の「きくち体操」
を始められ、今も現役で
体操を教えていらっしゃいます。
私がきくち先生を初めて知ったのは、
テレビか何かで先生がおっしゃって
いた言葉がとても印象に残り、
本を買ったのがきっかけです。
その本が、「指の魔法」。
以前、この本について
書いていますので、
そちらもどうぞ。
きくち体操をネットで学ばせて
もらって、新たな気づきがありました。
指の大切さ
四つん這いになって、床に自分の
手のひらを思いっきり伸ばして
置きます。そして、もう片方の手で
床に置いた指を、体重をかけて、
一本ずつ、丁寧に押し広げていく
というものがあります。
これをやり始めたら、最初は
腕がピリピリしたのですが、
やった後は、肩甲骨や肩周りが
ほぐれて、気持ちがいい！
きくち先生いわく、我々の
指先には、たくさんの
血管が集まっていて、指から
腕、そして、胸の筋肉まで
繋がって、肋骨を支える
筋肉に繋がっている。
つまり手は、肺を動かし、
呼吸する筋肉と繋がっていく。
そして、手のひらを開くことが
できなくなってくるということは、
腕の力がなくなり、肺を動かし、
呼吸をする筋肉が弱っていくこと
になる。
指や手のひらなど、体全体に
それほど影響がないと
思っていたけど、
全てが繋がっていると
わかり、今は毎朝、毎晩
気がついた時には、手足を
触ったり、揉んだり
回してみたりするように
なりました。すると、
不思議なことに自分の
体に対して、感謝の気持ちが
湧いて来るようになりました。
腹筋の大切さ
腹筋は、たくさんの小さな筋肉に
分かれ、中の方は、筋のように
丈夫な筋肉で覆われ、何層かに
分かれています。
前側にあるお腹の筋肉で
背骨を起こしているので、前側の
筋肉が落ちて、弱ってくると、
体全体が前屈みになってしまう
のです。
そうか！！
私は前屈みになってしまうのは、
背中の筋肉が弱いせいだと思って
いたけど、腹筋がまだまだ弱いの
かもしれない。
そう思って、きくち体操の
腹筋を試してみたら、
あら大変！！
体が起こせません。
毎晩腹筋してるのに？
きくち先生は言います。
本来恥骨周りは、骨盤が
つなぎ合わさっている
ところなので、しっかりと
した筋肉が欲しい。
なのに、なぜか恥骨周りには
脂肪がつきやすい。
恥骨周りの筋肉は、
シャキッと締まっていないと
背骨を真っ直ぐ起こしておく
ことが難しいから、一番
気にしなければならない場所。
なるほど〜
恥骨周りというと、骨盤底筋
だよね。
この赤い筋肉の部分が骨盤底筋。
お尻の穴を閉める動作が
骨盤底筋を鍛えるのに
いいという話は、テレビでも
聞いたことがあるけど、
この場所と、腹筋と
どう繋がり、どこを
どう動かしたら、
鍛えられるのか？
全くわかりません。
自分の筋肉なのに、
何もわかってない。トホホ
そこで、調べてみることにしました。
すると、腹直筋が腹横筋下部の中に
潜り込んでいて、これらが
骨盤底筋と連動して、動くことが
わかりました。
↓この青い部分がふく腹直筋
↓こちらが腹横筋下部
なるほど〜よく調べてみたら、
私は、腹直筋上部ばかり
鍛えていたようです。
ちょっと気を抜くと
あっという間に弱くなる。
弱るのは、簡単。
でも弱ったことがわからない
のが怖いこと。
できていると
思い込む怖さ。
弱っていることに
気づけない怖さ。
普段やっている腹筋で、
十分動けているから
私は大丈夫！な〜んて
満足していたらダメね。
今回きくち体操に入会して、
新たな発見がたくさんあって、
学びって、尽きることがないな〜
って、つくづく思いました。
それと、3日坊主だから
私のように毎日コツコツ
筋トレやストレッチなんて
できないと言っていた同僚が、
このままではいけないと
一念発起。
毎晩、トレーニングした
おかげで、膝の痛みが
治ったと報告がありました。
なぜ、このままではいけないと
思ったの？と聞いてみたら、
自分はバツイチで、老後は、
一人。誰も頼れないからだと
言っていました。
その時、口には
しなかったけど、
バツイチじゃなくても
みんな一人だよ。
そこに気がつけば、
人間は、強くなれる。
そんなこともあり、最近
思うことは、
ダイエットしたい。
たくさん食べて、
楽して痩せることはない。
聞いているだけで、
英語が上達することもない。
一攫千金を狙っても
金持ちにはならない。
結局のところ、
何ごとにも早道はなく、
地道に続けることが
１番の早道なんだと
いうことがわかりました。
