不安を煽るビジネスがあることを理解する。
昨年末あたりから、まぶたが
うっすらと赤く腫れ、
時折痒みがあったけど、それほど
目立たなかったので、だらだらと
一年放置。
元々乾燥肌なので、それが原因かも
と思い、iHerbというサイトで、
保湿力の高い
Aveeno, スキンリリーフ
モイスチャライジングローション
を購入し、たっぷりと塗ってみました。
すると、痒さが倍増し
皮膚がカサカサになり、
めくれてきてしまいました。
それなのに私ったら、
この商品のレビューが高評価だった
こともあり、そのうち綺麗になると
信じて疑わず、ずっと塗り続けて
いました。
ところが、同僚が心配するほど
悪化。
これはまずいと思い、ネットを検索すると、
閉経後、体質が変わったり、
免疫力が落ちて、アトピー になる
人がいると書かれているではないですか。
私は慌てて、アトピーというものが
どういうものか調べるため、
体験談的なブログをいくつか
読んでみました。
私は自分がアトピーだったら？と
考えると、ステロイドを
使いたくないという思いから
その時は、ステロイドに否定的なブログ
（脱ステロイド）にとても共感しました。
そこで、私も皮膚科へ行くなら、
脱ステロイドを推奨する
皮膚科へ行こう！と決め、
近所の皮膚科を検索しましたが、
見つかりませんでした。
私は不思議に思い、
逆に脱ステロイドをやめた人の
ブログを読んでみました。
私はこのブログがきっかけで、
「ステロイド＝怖い」と思っている
自分に疑問が湧き、いろいろ調べた結果、
出会った本がこちらです。
「世界最高のエビデンスで
やさしく伝える最新医学で
一番正しいアトピーの治し方」
大塚篤司 著
(Kindle の位置No.1578-1586)
これほどまでにステロイドが
「怖い」と思われるようになったのか。
実は、そこにはマスコミの影響が
大いに関係している。
１９９４年、ぼくが高校生
だったころ、テレビの報道番組で
「ステロイドの悪影響」が特集された。
その番組の中で、キャスターが
「ステロイド薬は悪魔の薬です」と
断言してしまったことから
広まったとされている。
放送後、アトピー患者さんは
いっせいにステロイド治療を離れ、
悪化した状態で皮膚科に
飛び込んだ人も多いと聞く。
さらに、その後、ステロイドを
めぐる混乱は、収束に向かうどころか
拡大していくことになる。
「アトピービジネス」と呼ばれる
悪質な民間療法が大量に現れたのだ。
高額なダニ防止寝具や健康食品などで、
経済的に、そして肉体的に
大きな損失を被るアトピー患者さんが
増えた。
目から鱗とはこのこと。
私は「ステロイド」に対して、
かなり誤解していたことに
気がつきました。
結局、私たちの不安は、
お金になるということ。
気をつけないとね。
ということで、私は安心して
近所の皮膚科に行ってきました。
結果、アトピーではなく、
加齢による皮脂の欠乏が原因の
乾燥性皮膚炎だそうです。（爆）
哲学を学んで、事実（結果）が、
わかる前から心配しても
仕方ないとわかっていたはずなのに
この始末。情けないです。💦
若い頃は瑞々しい肌が自慢でしたが、
最近は身体中から油分が抜け、
カッサカサ。
かかとのカサカサは、
きくち体操を考案した先生の
本を読んで、毎日しっかり
足指、踵のマッサージを
しているので、ピカピカですが、
お顔のお手入れを怠っておりました。
今回お世話になった皮膚科の先生は、
とても優しくて、ステロイドや、
ワセリンの使い方をとても
丁寧に教えてくれたので、
私もそれに応えるべく、真面目に
お手入れ実行中。
おかげで現在、これまでになく
皮膚の状態が良くて驚いております。
今回、この本と出会って、
アトピーの情報に限らず、
これからのお医者さまや、お薬との
上手な付き合い方を学べた気がします。
皮膚科の先生におすすめされたワセリンがこちら。
伸びがよく、思ったほど、ベタベタしないので、
これからの全身の保湿ケアに、これと化粧水だけに
しようと思いました。
めちゃくちゃコスパがいい！！！
