「不老長寿メソッド 〜死ぬまで若いは武器になる」 鈴木 祐 著

最近、神仙思想を

学び始めて、つくづく

自分が老いても、ハツラツ

としたお婆ちゃんで

ありたいと心から願うように

なりました。

 

ところが、老い方は

人それぞれ全く違っています。

 

かくいう私の母は、73歳で

認知症になり、体は元気でも、

私のことも父のことも

全く覚えていません。

 

対して、一緒に暮らしていた

同い年の父は、社交ダンスに

カラオケと今でも大忙し。

さらに娘の厳しい指導にも

へこたれず、iPhoneを使い

こなしております。

 

さて、私はどちらの道に

行くのだろう。

 

そこで、今日は

 

「不老長寿メソッド

〜死ぬまで若いは武器になる」

鈴木 祐 著

 

を読んでみることにしました。

 

この本を読んで、1番の学びは、

体や精神に適度な負荷をかける

ことが健康に良いということ。

 

この本の冒頭にある

 

「私を滅ぼすに至らない

すべてのことが、私を強くする」

 

というニーチェの言葉が

それをあらわしています。

 

そして、この本には、

「スーパーエイジャー」と言う

聞き慣れない言葉が登場。

 

これは、若い人と同じレベルの脳

と、肉体を持ち続ける高齢者の

ことで、80代にもかかわらず

中高年よりも脳が大きかったり、

90代になっても見た目が

実年齢より20歳は若かい人の

ことをいいます。

 

どうせ老人になるなら

私もスーパーエイジャーを

目指したい!

 

 

スーパーエイジャーと

呼ばれる彼らは、新たな

スポーツを始めてみたり、

80歳から語学を学び

始めたり、自分に

負荷(不快)や苦痛

を与えていたことが判明。

 

 

 

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つまり、このスーパーエイジャー

のように若い体と心を保つため

には、まずちょっとだけ

耐えられる不快感を

味わいリスクをとることが大事。

 

 

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スーパーエイジャーへの取り組み

 

リスクチェック

 

身体的リスク

肉体を使って、新たな

チャレンジをすること。

例えば、

泳げるようになる!

1日5キロ走る!

ピアノを弾けるように

なるなどなど・・・

 

 

感情リスク

緊張するような場面を

敢えて作る。

 

例えば、

大勢の前で歌ってみたり、

スピーチしてみる。

 

社交リスク

見知らぬ人と交流を

持つ。

 

例えば、新しいカルチャー

センターなどに出向き、

交友範囲を広げてみる。

または、Twitterなど、SNS

を利用して、交流してみるなど。

 

経済リスク

投資にチャレンジして

みたり、実際起業してみる

など、金銭的なリスクを

取ってみる。

 

知的リスク

外国語や新しい学問に

挑戦したり、新たな

学びを得る。

 

自分がどれだけリスクが

取れているかを確認し、

点数をつけていきます。

 

 

そして、「若作り」が

アンチエイジングに効果が

あり、「自分は老けている」

という気持ちが強い人は、

そうでない人に比べて死亡率

が41%高く、実年齢より

平均で5歳老けて見られる

という、データもあるそうです。

 

なるほど!

気持ちも大事だということだね。

 

 

今回の「不老長寿メソッド」でも、

これまで読んだ「奇跡が起こる

半日断食」や、「LIFE SPAN」

も、食事の量を減らすことが

重要であるという点で

共通しています。

 

これはもう断食はブームですね。

 

昨今、地球温暖化などで、

食糧危機のリスクが叫ばれ

るようになりましたが、

先進国で断食がブームに

なり、少食が定着すれば、

これらの問題も少しは解決

するかもしれませんね。

 

ただ、過度に食事を減らすのは、

よくないと私は思っています。

 

その理由は、戦後の寿命がこれだけ

伸びたのは医療の進歩だけでなく、

大事な栄養素を摂取できたから

だと思うからです。

 

毎度言っていることですが、

バランスが大事!

 

 

さて、最後になりますが、

私の父と母、この二人の道を

分けたのは、なんだったか?

 

 

私の母は、父が誘っても

昔から一人でいることを

好み、趣味も持たず、仕事から

帰ると、ゴロゴロ横になって

いました。

 

父も退職後、何をしたらいいか、

かなり悩んだと言います。

それでも公民館へ自分から出向き、

そこで知り合った人から、

誘われるがまま社交ダンスを

始めたそうです。

でも始めた当初は、全く踊れず、

凹んだそうです。

 

それでも耐え続け、今では

お婆ちゃん達から一緒に

踊ってほしいと言われる

ほどモテモテ。

 

一昨年、熱中症で倒れ、入院した

際、看護士さんから、とても

80代の体じゃないですね。

何かされていたんですか?と

聞かれ、得意げに「社交ダンス」

と答えたと、嬉しそうに語る父。

 

今も散歩と筋トレに励んでいます。

先日、FaceTimeで会話していたら

「俺は死ぬ気がしない」と、言って

いて、大笑い。

 

いいぞっ!!爺ちゃん。

 

ということで、父がこの本で

言われていることを実証してくれて

いるので、私も父を見習い、

リスクを取り続けていきたいと

思いました。