「LIFE SPAN〜老いなき世界」やっぱり腹ぺこが重要だってよ。

 

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    日本で現在生まれた子供の半数は、107歳以上生きると推計されているそうです。実際厚生労働省のホームページにもこれと同じ文言が書いてありました。CMでも人生100年時代なんて言われるようになったけど、本当に私たちがそこまで生きることは可能なんだろうか?

 

私は、疑問に思って、厚生労働省のホームページにこの文言が書かれているのだから、その根拠も書かれているだろうと思いきや、書かれておらず、「人生100年時代に向けて政府は、こんな構想会議をやってます」という内容でした。

 

じゃあ、誰が100年生きられるようになると言ったのだろう?気になって調べてみると、「LIFE SIFT」という本がきっかけで広まったのだそうです。ところが、その本で言っているのは「もし100歳までいきられるようになったら?」と仮定している面が多いとのこと。(←又聞きなので、私もしっかり読んみようと思います。)

 

ところが、今話題の本「LIFE SPAN〜老なき世界」の著者は、

 

(Kindle の位置No.525-527)

長く元気でいられるようになる時代は近づいている。たんに寿命が延びるだけでなく、新たに加わった年月を健康で生き生きと幸せに暮らせる時代だ。それは、みなが思っている以上に早く到来しようとしている

 

健康なまま120歳も夢じゃないと言ってます!!!

 

わーお。

 

確かに長生きできるのは悪くない。でも人口増加が問題視されているのに死なない世界がやってくるとなると、かなり大問題ですわよ。しかも高齢者が元気で現役で働けるようになったら、若者たちの仕事を奪うことにはならないのだろうか?

 

それに対して著者は、定年を迎え、働けなくなると先行きが不安になり、出費を抑えるようになる。でも高齢者がいつまでも元気で働ける未来があるとすれば、タンスにお金を貯め込む必要はなくなり、経済が回るようになるから大丈夫だとおっしゃっています。

 

確かに!私は旦那が近々定年を迎えるので、銀行にお金をたんまり貯め込もうと思っていましたよ。 ( ̄▽ ̄)

 

でも高齢者が増えていけば、今でさえ人口が増えすぎて食糧危機が起こると、騒がれているのにどうするんだろうと思って読み進めると、過去に言われていた、人口が増えすぎて食糧危機が起こるというのは、今のところ実現していないし、これまで大勢の人が餓死したのは事実だけど、その理由は政治的危機であったり、軍事衝突だったんじゃないの?と言います。そして、人口増加より、環境破壊によって地球に住めなくなることの方がリスクが高いと言っています。

 

そうなのね。でもこれまではそうだったかもしれないけど、これからは環境破壊が原因で、農作物にかなり影響がありそうだし、これで人口が増加する未来を考えると健康や長寿を心配している場合ではないのかも?

 

 

 

 この本の著者は、ハーバード大学の 教授で、長寿や健康を長年研究しているとても有名な方。その人がなぜここまで長生きを目指すのか?

 

 それは著者の祖母の影響のようです。さらにご本人も健康で、仕事を長く続けていきたいという思いが強いのでしょう。

 

(Kindle の位置No.7879-7880)

大好きな仕事をしていられるのがどれだけ幸せか、私は勤めて意識するようにしている。体の面でも頭の面でも健康だと思える限り、私は引退などしたくない。

 

 めっちゃわかりみ〜。私も30代40代の頃は、さっさとリタイアして、のんびり南国に移住でもしようと思っていましたが、今は、リタイアなんてしたくない!ずっとずっと仕事をしていたい。今の仕事は、体を思いっきり使う仕事だから、自分の体がどこまで持つのか分からないけど、とことん酷使して、70になっても80になっても、350mlの缶ビール1本をご褒美に「今日もクタクタだ〜〜っビールがうま〜いプハっー」と言いながら、ベッドに入る生活を続けていたいと心から思う。でもそれはやっぱり健康でないとね。

 

 

でも本当にそんな未来がやってくるの?で、どうやったら健康長寿を実現できるのでしょうか?

 

まず、長生きの秘訣は何か?

 

 

間違いなく確実な方法は!!!

 

 

耳をかっぽじってよく聞いてくださいよ。←自分に言ってます。

 

 

食べる量を減らせ!!!

 

 

 

(΄◉◞౪◟◉`)えええええええ???

 

 

やっぱりそこですか。

 

お手軽に!確実に!今すぐ実行できるものといえば、これだそうです。さらに、「間欠的断食」も推奨しています。でも、断食するのはご本人も難しいと正直におっしゃっていて、親しみを感じました。なので、食事のとり方についても言及されています。

 

 

(Kindle の位置No.3422-3423)

私たちが動物性タンパク質の代わりにもっと植物性タンパク質を摂れば、全死因死亡率が著しく下がることが複数の研究によって示されている

 

でも植物から摂取する場合、摂り込める栄養量が動物性と比べ、かなり低くなりませんでしょうかね?私はそこが一番気になっておりました。というのも人間の体を作っているのはタンパク質。さらに重要になるのが鉄分。お肉を食べないリスクもあるよね?〜と思ったら、著者は、

 

 

 (Kindle の位置No.3426-3428)

ところが、健康で長生きするという観点からすれば、それがかえって幸いする。というのも、体内でアミノ酸全般が欠乏していたり、どれか1つのアミノ酸が一時的に不足していたりする状態は、サバイバル回路を作動させるのにちょうどいいストレスになるからだ。

 

 ええええ!!そうなの??

 

つまり、人間(動物)には、サーチェイン遺伝子という長寿遺伝子なるものがあり、それを活発化させるには、飢餓状態になった時なんだそうだよ。

 

ほえ〜〜〜〜

 

だから断食が注目されるのだね。

 

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前回、水野南北先生も同じことを説いていらっしゃいましたね。さらに西洋では、自己啓発本の父と呼ばれるルイジ・コルナロさんの「無病法」を読んでみると、南北先生と同じように若い頃、やりたい放題やり尽くし、気がついた時には「死」が目の前に迫り、悔い改め、食生活を見直したことで、なんと!!102歳まで生きたそうだよ。

 

 

このルイジ・コロナロさんの言葉が、とても良かったのでご紹介しますね。

「無病法」ルイジ・コルナロ 著

(Kindle の位置No.569-587)

自分にとって自分自身が最良の医者

 

自分以外、医者もふくめて、いったい誰がそうした個人的な体質の違いによる食べ物や飲み物の良し悪しを正確に指摘することができるだろうか?他人のことがよく分かる名医などあり得ないというのは、このためである。

どんな人のばあいでも、自分にとって、自分自身より良い導き手はなく、また節食より優れた癒し手もいないのである。医者が不要だといっているのではない。通常、過食によって生じた病気を治すには、医者の助けも必要である。しかし、健康な者がその健康を維持するためだけなら、食を節した規則的な生活習慣に優るものはない。 

 

 (Kindle の位置No.706-708)

養生(ようじょう)を心がけない者にとって晩年は禍(わざわい)である

 

耳がイタタタタですね。

 

 

私は、前回のブログで、甲田先生の本に対して根拠が乏しいと言ってしまいましたが、その時代では、科学的根拠が乏しくても、後から根拠が追いつく場合もあるし、消えていくこともある。だから自分が実践してみて、それをどう受け取るかがとても大事だと思いました。

 

ちなみに、長寿が期待できるサプリもあり、あのホリエモンも飲んでいるそうですが、高額な上にその効果はまだ不明なところがたくさんあり、よくわかりません。

 

この著者が人口増加により食糧危機を危惧するよりも環境問題の方が深刻だよと言っておりましたが、 食事の量を減らすことや動物性タンパク質の摂取を控えることにより、長生きの可能性と環境へも優しいので、これからは少しずつ食事のとり方を変えていきたいと思いました。でも私は、陰陽を学んできた人間なので、ほどほどが一番。なので、ヴィーガンにはならないでしょう。