里山シンプル生活  位田めぐみ 著

       

都心の便利な生活に慣れている

私には、自給自足的な生活は

無理だとわかっていても、

心のどこかでこっそり憧れを持って

いる。

 

この年齢になると、老後は便利で、

コスパのいい地方都市が一番だなー

なんて思うようになってしまったけど、

もう少し若ければ、チャレンジしたかな?

 

この本を選んだ理由

 

以前から、ロシア人女性と

国際結婚した男性の動画を

見ているんだけど、厳しい環境の

中で逞しく生活する姿が、とても

素晴らしいんですよ。

 

 


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近所の方から譲ってもらうヤギの新鮮な

ミルク🥛や、白樺から出てくる

樹液ジュースを美味しく頂く彼らの

姿を見て、自然のありがたみを痛切に

感じ、たまたま図書館で農業のコーナーに

置いてあったこの本を読んでみたくなりました。

 

著者の位田めぐみさんは、愛知県出身で、

元々、美容師さんだったそう。

てっきり、パートナーの影響で、

里山暮らしという選択をしたのかと

思ったら、パートナーと出会う前に

一人で家選びをしたそう。

すごい決断力だわー。

 

 

 

梅干し

彼らは、梅干しに強い思い入れがあるという。

私も結婚したばかりの頃、一度チャレンジ

しようと思ったのだけど、難しそうだったので

断念し、かわりに姑が作ってくれる梅干しを

毎年食べていました。

姑は、梅干しと一緒に梅酢もくれるんだけど、

私は上手な使い方が分からず、捨てていました。

 

ところが、この本によれば、

梅酢には凄い副産物があって、

お酢の代わりにもなるし、

おにぎりを作る際の手水の

代わりにもなって、殺菌・

防腐効果があるのだそう。

知っていたら、捨てなかったのに!!

うううう残念。

 

味噌と醤油も自家製

 

絞りたての生醤油の美味しい事!

絞りかすの「もろみ」も美味しいのは

もちろん、エネルギーが強い!一口

摂るだけで元気になります。

 

 

私は味噌も醤油もスーパーで買いますが、

最近、醤油麹を作って、料理で頻繁に

使うようになったら、旦那が美味しい

美味しいと喜んでくれるので、今度は

味噌でも作ってみようかと思っている

ところ。

植物のエネルギー、そして自分が育む

素晴らしさは何ものにも代え難いですよね。

 

お薬は台所にある

 

明治生まれの私の祖母も、私が火傷をした

時、大根やじゃがいもをすって、傷を冷やし

なさいと言っていたっけ。

 

著者は、熱が出たら、頭にキャベツの葉を

乗せたり、浮腫んでいるときは、こんにゃく

湿布なるものを使って、治すのだそう。

 

子供の頭にキャベツの葉。

ぷぷぷ 可愛いったらないですね。

 

私の場合は、食べ物ではないけど、

子供が熱を出した時や、咳が続く時に

ミントやユーカリオイルを使って

いました。

劇的に治すわけじゃないけど、台所

の食材や、アロマは、痛みや不調を

緩和し、心地よくしてくれる

知恵だということがわかりました。

 

また、著者が勧める梅干しと生姜、

醤油に三年番茶を注いだ「梅醤番茶」は、

胃の弱い私にはピッタリだと思ったの

で、今日から早速作ってみたいと

思います。

 

太陽と月とともに

p134

我が家は暦をとても大切にしており、その

サイクルで動いています。いわゆる

カレンダーに使われている現代の暦

「グレゴリオ暦」だけでなく、旧暦や

月のリズムも意識しています。

 

会社員生活を送っている人の方が

圧倒的に多い現代では、全く不要になって

しまったけど、農業が主だった時代では

太陽と月のサイクルが大きな影響を

もっていたということがよくわかりました。

 

占いで暦を学んでおきながら、あまり

その重要性を感じることができなかった私。

とっても恥ずかしい。

 

さて、私がこの本の著者のような

自然に即した生き方に興味をもった

もう一つの理由は、これから、

日本円の価値がひどく下がり、

輸入品も入ってこなくなり、

物不足が深刻化した時に、

果たして外貨や証券、ゴールドと

いったものが役に立つのだろうか?と

思ったから。

 

先ほど紹介したご夫婦は、ロシアと

ウクライナの戦争が始まり、ロシアへ

の経済制裁の影響でルーブルが

暴落すると、この夫婦は、現金を

車に変えるため、大急ぎで

中古車を買いに出かけます。

 

その道中、車中でディーラーと

値段交渉が始まります。その間、

車の値段がどんどん跳ね上がって

いくのだけど、このシーンは、

平和ボケした私にとって、とても

衝撃的でした。

 

 

 


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そして、直感的に「物々交換」の

時代が来る未来も見据えておく

必要があると思ったので、これから

少しずつ、この手の本も読んでいこう

と思います。