映画「はじまりへの旅」

何か面白い映画はないか

ネットを探していたら、

見つけました。

 

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オープニングから、かなり

衝撃的な映像があるけど

教育とは何かを考えさせて

くれる作品だと思うので、

子育て中のお父さんや

お母さんにぜひ観て欲しい映画。

 

 

あらすじ

 

ある男女が、現代の教育や

社会生活に疑問を持ち、

人里離れた山奥で6人の

子供と暮らし始める。

ところが、母親は精神を

病んでしまい、家族と離れ

闘病生活を送っていた。

 

母親が留守の間、父親が

6人の子供の教育を担う。

ところがその教育たるや、

まるでサバイバル。

毎日、厳しいトレーニング

をこなし、狩りにもでかけ、

自給自足の生活だ。

 

こんな生活をする子供達だから、

もちろん学校には通っていない。

なので、学問とは無縁だろうと

思ったら、とんでもない

 

全員が、超がつくほど優秀だった。

 

例えば、食後の憩いの時間では、

焚き火を囲んで、大人ですら難解な

本を読む小さな子供たち。

中でも長男は6カ国語を操り、アメリカの

有名大学を全て合格してしまうほど。

 

そんな生活をしていた彼らだったが、

ある日、母親が自殺したと聞かされ、

母親の葬儀に参列するために、山から

町に降りることになる。

 

アメリカ人の多くはキリスト教徒のため

土葬が主流。すでに母親の両親や大勢の

親族や友人が集まっている教会に、

父親と子供たちがゾロゾロと派手な

出立ちで、登場。

 

非常識にもほどがある!!と、母方の両親から

父親は咎められ、葬式会場から追い出され

てしまう。

 

 

さあここからどうなるか?

それは観てのお楽しみ。

 

ということで、ここから私の感想。

 

確かにこの父親は、とんでもない。

ある意味、子供の人生を支配する

毒親と呼ばれる類だと思う。

でも本当にそうなのだろうか?

なぜかといえば、間違いなく

父親の教育は、子供たちにとって

有益だと思うから。

 

 

生きるために食う

生きるために殺す(動植物)

生きるために考える

生きるために知恵を身につける

 

この父親は、人間のあるべき

姿を追い求めているだけ。

 

例えば、読書をしている娘に

父親が感想を聞くシーンがあるんだけど、

本を読んで、自分が思ったり感じたことを

しっかり伝えないと、父親は許さない。

厳しいけれど、実際社会に出たら

これはとても大切なこと。

 

けれど、家族以外の人たちとの

コミュニケーションがどうもうまく

いかない。

 

特に長男くんに初ロマンス

到来か??と期待したのだけど、

やはり、家族としか交流のなかった

彼にとって、なかなかハードルの高い

コミュニケーション。

 

 

父親の教育は、半分正解だけど、

半分間違っていて、やはり何事も

バランスが大事だと、観ていて思った。

 

 

 

 

 

 

 

はじまりへの旅(字幕版)

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