孤独こそ最高の老後 松原惇子 著

先日、名古屋に越して来て初めて

職場で仲良くなった同僚と

ランチをしました。

 

 

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その時、シフトの話になり、

最近、私が4連勤のあと、

3連休というシフトに

変わったことを伝えると、

「3連休なんて信じられない」

というので、てっきり“連勤“と

聞き間違えているのかと思ったら、

「3日も休みがあったらやることが

なくて辛い」ということだった。

 

私もこうしてブログや読書を続けて

いなければ、彼女たちと同じように

仕事でもしていなかったら、

退屈で、有り余る時間のせいで、

余計な不安を抱えていたかも

しれない。

 

 

今日、紹介する本は、

またもやAmazonさん

から勧められた本、

「孤独こそ最高の老後」

 松原惇子 著 です。

 

私はAmazonさんからどんだけ

孤独だと思われているんだろう。笑

       

 

 

 

 

この本によれば”高齢期への

備えに関する調査”で、

何が不安かという質問に

身体能力の衰えや、認知症、

お金、病気などの中に

「孤独や寂しさ」というのも

含まれていて、その中には、

「やることがない状況」

というのが過半数を占めて

いたのだとか。

 

著者は、

 

「もう年だから」などと

言っていないで、人生100年

時代では、今80歳でもまだ

20年以上もあるのだから、

今から始めても遅いことはない

という。

確かにそれは間違いない。

私も同感。

 

でも、人間は複雑で、

孤独だと思いならがらも、

私の母のように自分は何を

やっても無駄だと思い込ん

でいたり、金銭的に余裕が

ないから何もできないという

人も多いのではないだろうか。

 

わたしも65歳のときに、

一生住むつもりで購入した

マンションを手放した。

当初は後悔もあったが、

今は所有していない気楽さの

ほうが勝っている。

これは、強がりでもなんでも

なく本音だ。

 

 

これは私も同じ意見。

 

私たち夫婦も中古の

戸建を若い頃に購入し、

当然だけど、賃貸と違い、

修繕など全て、自分たちが

やらなければならないことに

嫌気がさし、さっさと売って、

今も賃貸暮らし。

 

そして、私は飽きっぽい性格。

その時は素敵だと思って家を

買っても、数年経てば必ず

飽きるのがわかっている。

 

でも賃貸なら、飽きたり、

その時の状況に合わせて

引越しが可能で身軽だ。

 

当時、友人から、老後に家が

なくて不安じゃないの?と

何度も聞かれた。

 

でも今、自分たちがいなくなる

未来をリアルに想像できる

年齢になってみて、改めて

賃貸でよかったと思っている。

 

この本にも書かれているけど

 

「現金はもらいたいが、

家はいらない」という

人が多くなったのだ。

駅前ですぐに売れそうな

マンションなら別だが、

古いマンションを

もらっても、遺品の

片付け、遺贈の手続き、

固定資産税の支払い、

管理費の支払いと、

面倒なことがついてくる。

それに、戸建ての場合、

売れるとは限らない。

負の財産になる可能性が

とても高いのだ。

 

 

 

それなのよ。

現在、私の父は、築45年の

マンションに一人で暮らして

いるが、それを相続しても

面倒なことが山積みで、

もらいたいとは到底思えない。

 

だから、私も負の財産を子供に

残したくないので、私か旦那

のどちらかが、一人になったら、

施設に入れるぐらいのお金を

残し、それまではずっと

賃貸でいいと思っている。

 

 

誰が救急車を呼んでくれるのか、

不安で…。誰にも発見されずに

死んだら孤独死になる

 

いや、これについては心配無用。

今やApple Watchがあれば、

そのような不安も近い将来

なくなるはず。

 

一人暮らしの父にApple Watchを

つけさせたくて仕方がない私。

何度も父に勧めているが、

却下されている。使ったら

便利なんだけどな〜

 

gendai.ismedia.jp

 

 

 

孤独を味方につけること。

『孤独なんか考えたくない』と

孤独を避けるのではなく、孤独を

親友にして生きる方がよさそうだ」。

 

 

世の中、「孤独」を強調しすぎ

じゃないのかな。

 

生まれたその瞬間から

人間は一人だと、教育をしっかり

受けていれば、それが当たり前に

なるので、こんなに寂しい思いを

しなくて済むのではないかと

最近思うようになった。

 

「生ぜしもひとりなり、死するも

独りなり。されば人と共に住するも

独りなり、そひはつべき人なき故

なり」

by 一遍上人

 

 

著者は、病気の時こそ、ひとりに

限る。なぜなら弱っている自分を

他人に見せなくて済むと書いているが、

トイレにも行けなくなったらどうする

んだろう。

 

 

私は心の孤独より、病気や怪我で

体が動かなくなった時の孤独の

方が不安だ。

 

だから、私にとって、老後最大の

目標は、ピンピンコロリだ。

 

なので、毎晩ストレッチやヨガは

欠かさない。

 

この生活を続け、3年が経つが、

なんと!!ものすごい変化が

あった。

 

若い頃から膝を痛め、うんこ座りが

できなかった私が、できるように

なったんだよおおおおおおお

 

嘘みたいな本当の話。

 

しかも

 

うんこ座りからの立ち上がりも

難なくクリア。

 

どうしたんだ?私。

 

すごい。

 

若返ってる。

 

膝の痛みで何度も水を抜き、

挙句、半月板を内視鏡手術して、

老後は歩けなくなることを

覚悟していたのに、今じゃ

ハードな肉体労働の職場でも

最高齢の私が一番元気。笑

 

さて、本のテーマから話が

それてしまいましたが、

 

どんな薬よりも続けることが

最高の薬ということが

わかったところで、

 

一人で孤独なら、

トレーニングに励もう!!

 

が、私のこの本を読んだ後の

感想です。