「続 定年バカ」勢古 浩爾 著

この本は、前回「孤独こそ最高

の老後」を読んだ後にAmazonさんが

お勧めしてくれたもの。

 

「続 定年バカ」勢古 浩爾 著

 

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この「続 定年バカ」は、定年を

テーマとした多くの本にケチを

つけている本です。笑

 

私が読んだ「孤独こそ最高の老後」

にもしっかり勢古節全開でケチが

つけられていました。

 

ちなみにケチをつけるという

言葉の意味は、欠点を見つけて

けなすこと。

 

だからといって、不快になること

はなく、時折、そう言ってるあなたも

そうなんじゃない?とツッコミを

入れたくなる場面があったり、

飾らない著者の言葉が、痛快で

心地よく、親近感が持てました。

 

そして、最後の章に書かれていた

「3人の有名人の死」は、同じ

人が書いたとは思えないほどで、

著者の真面目さが、ここで

ようやく理解できた。

 

元々「定年後」という概念が大雑把。

それなのに「定年後はいかに

生きたらいいか」という設問に

するものだから

、あと三十年いくらお金が

必要かと試算したり、そのために

仕事は何歳までするかとか、

いつまで生きられるかとか、

つまらないことを考えるのである。

〜略〜

 わたしたちは、今日一日を

1日ずつ生きることしかできない。

 

 

私も「老人」の入り口に立って、

様々な不安を一歩先をいく

先輩たちから、その答えを

探し出そうとしていたのだ。

 

答えなんてないのにね。

 

三年前にガンを疑われ、

なんの変哲もない日常が

どれほど素晴らしいかを

思い知ったはずなのに、

忘却というのは恐ろしい。

 

とはいえ、答えを探す必要が

ないとわかっても自分に

とって身近な話題である

これらの本は、やっぱり

面白いから、これからも

読んじゃうだろうな。