続くかな?シリーズ「道教〜御利益主義」

先日また、神の科学

(算命学の雑誌)を

読んでいたら、道教について、

驚きの発見がありました。

 

それがこちら↓

 「神の科学」 VOL 72 

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道教はそんなものとはけたが

違うのです。徹底して

ご利益主義なのです。

なにせ、「財産はあの世に

持っていけます。」

と説くわけです。

財産なんてこの世に

残す事はない。貴方が

一生懸命作り、

残したのだから、ちゃんと

あの世に持っていきなさい・・・

というわけです。

 

では、どうやって?

とお坊さんに聞くと

「家も屋敷も全部売って

現金にし、それをお寺に

納めなさい。

お寺ではあの世に

お金をちゃんとあげ

ますから、それを棺桶に

抱いていきなさい」

となる。これは徹底した

ご利益主義です。

「あの世に沢山持っていき、

向こうの鬼に袖の下に渡すと

大変大切にしてくれる。

だから、お前は死ぬとき

には財産は全部お寺に

奉納して行きなさい」と、

こういう宗教になって

いるのです。

 

えええええっ?

 

これって・・・・

 

あまり大きな声で言えないけど、

 

どこぞの新興宗教と変わらないじゃん!

 

 

 

「道教」は、これまで

何度か扱った内容ですが、

正直、あまり理解できて

おりません。なので、

今日は道教について、

もう少し深掘りして

みたいと思います。

 

 

 

まず道教とは?

もともと古代中国にあった、

不老長寿を目的とする神仙思想

「自然信仰」「巫祝鬼神信仰」

「祖先信仰」など、土着的な

宗教が融合したものです。

 

そして、漢代になると、

孔子の儒教が、

国学となり、さらに

仏教が伝来します。

 

道教は、本来、現世

御利益主義であり、

呪術宗教的傾向が

つよいこともあり、

仏教や儒教に比べて、

教学や儀礼、経典や戒律

などの面で劣っていました

 

そこで、自分たちを

正当化するために

老子を教祖に祭り上げた

言われています。

 

そして、唐の時代になると、

道教は、王朝に保護され、

宋の時代には、革新派も

生まれましたが、その後、

表舞台からは消え

仏教が優勢となりました。

 

しかし、民間信仰として、

根強く生き残り、

未だ台湾や香港などでは、

強く支持され、

道教のお寺には、

多くの参拝者が訪れます。

 

 

私は、仏教やヨーガ哲学など

学ぶ前は、老荘思想そのものが

道教(タオ)だと思っていたので、

まさかここまで道教が、

様々な顔を持ち、複雑な

宗教だということに驚きました。

 

ということで、今回、

全てを説明するのは

無理だとわかったので、

これからも継続して

道教については、調べて

いきたいと思います。

 

 

ちなみにこちらは2017年の台湾旅行の際、

龍山寺に行った時の写真。

 

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