続くかな？シリーズ「空海〜密教八祖編」
今日も仏教についてです。
さて、前回は、お釈迦さまが亡くなり、仏教は
２つに分裂してしまったところまで、学びました。
今日は、以前も紹介した
「空海の思想について」梅原猛 著
を参考にしながら、インドから空海へ
どのように密教が伝わったのかを
ゆる～く学んでいきたいと思います。
まずは、空海の簡単な紹介です。
生まれは、讃岐うどんで有名な香川県。
時は、774年の奈良時代に空海は生まれました。
幼い頃のなまえは、真魚（まお）。
小さい頃から、ずば抜けた
天才の中の天才。
19歳で儒教、道教、仏教を、習得し、
以前、ブログにも書きましたが、
24歳で「三教指帰」という小説を
書いています。
さらに運の強さもありました。
というのは、空海が遣唐使に
抜擢され、船で唐（中国）に
渡るのですが、当時、
船に乗って他国に渡るのは
まさに命がけ。
４艘の船で、唐に向かったのに、
たどり着いた船は、半分の２艘に
なっていたそうです。
台風の来ない冬に行けば？
と思うかもしれないけど
暖房のない時代だから、
それはとんでもなく、危険。
だから、嵐に遭遇すること前提で、
行かなければいけないのね。
今じゃ船も飛行機も命を
かけて乗るなんてことは
ないから、現代で、イメージする
なら、宇宙に行くぐらいの覚悟が
必要だったのかもね。
確か、「空海」という映画を見たとき、
遣唐使に選ばれた役人が、めっちゃ
がっかりした態度をとっていたのも
うなずる。
さて、唐に着いた空海。
密教第七祖の恵果をたずねます。
はい、密教（みっきょう）（ななそ）って
なに？と思われた方も多いと思います。
長い年月を経て、インドから
日本人の空海がこの密教に
出会うまでの経緯を
密教八祖でまとめてみました。
はい！やっと空海まで伝わってきましたね。
さて、梅原先生のこの本には、
p41
密教は、他の仏教が釈迦仏の
教えであるとするのにたいし、
大毘盧遮那仏如来、すなわち
大日如来の教えであるという。
大日如来とは何か。
空海はいう。
「大日如来は法身仏である。
法身仏とは、釈迦如来の
ように歴史的実在性を
持った仏ではなく、宇宙の
初めから存在している
永遠不滅の仏性である」と。
お釈迦さまは、神様のはずなのに
死んじゃうの？
神様なら、永遠不滅の存在である
はずじゃない？
おかしくね？
ということで、空海は、お釈迦さまを
崇拝するのではなく、毘盧遮那仏（大日如来）
こそが、永久不滅の真理といって
おられるのだということですね。
とはいえ、これは空海さんが
言い始めたことではなく、
龍樹さんがその体型を整え、そのあとの
龍智→金剛智→不空→恵果→空海へと
伝えられたということですね。
この本で、応化身や法身という
言葉が度々出てくるたびに、
インドの神様たちの化身の
おはなしが頭に浮かび、
ついついキューティーハニーの
歌を口ずさんでしまうのでした。
Cutie Honey (キューティーハニー) 1973 Opening Full
時代を感じるわ〜
はい！ということで
今日も楽しく
学べました！💮
ちなみに空海さんのファンクラブが
あるそうですよ。
私はまだ入会していませんが
近いうちに高野山に
行きたいと思います。
ワクワク💕
創刊号は、貴重だなと思って買っておいたら
やっぱり倍になってた。
