先祖の因縁?輪廻転生?いやシャッフル転生でしょ。

インド思想には、我々人間が、

現世だけの存在ではないという

考え方があります。

 

これが肉体は滅びても、私たちは

何度も生死を繰り返すという

輪廻転生思想になります。

 

この思想は、お釈迦様が

生まれる前のインドに

すでに存在していました。

 

 

ところで、私たちの運命が

なぜそれぞれ違いがあるのかというと、

 

過去(前世)のカルマ(過去の行為)が、

現世に結果として現れているからです。

 

例えば、過去に善行を積んでいるならば、楽を。

悪行であれば、苦が伴う運命と言われています。

 

実は今、佐保田鶴治先生の

「ヨーガ根本経典」を少しずつ

読んでいます。ムズイんだよ(泣)💦

 

p57

生まれ変われば、前世の心そのままでは

困ります。新しい生涯にふさわしい心が

成立しなければなりません。

 

 

 

転生して人間の心のまま

ゴッキーではおかしいので、一貫して

引き継げるものが必要になります。

これを我想元質と呼ぶそうです。

 

読み始めたのはいいけど、

難しくて、私の頭の中は

勝手な想像と疑問が膨らみ、

私たちがよく知っている

先祖の因縁などの話は

どうなるのだろうという

疑問が湧いてきました。

 

私は若いころ、とあるカルト教団の

勧誘で、四柱推命で占ってもらった

ところ、先祖の「殺傷の因縁」が

あると言われたことがあるので、

とても気になります。

 

もちろん同じ東洋占星術の

算命学にも、「三業干支」という

ものがあり、先祖(3〜4代前)の

因縁を持っているかを知ることが

できます。

 

古代中国から伝わる占いで

知ることのできるカルマ。

これは、先祖から後世に

引き継がれるもの。

 

インド思想の根底にある輪廻転生のカルマは

あくまで自分(個々)の魂にあるもの。

先祖の祟りなどはなく、あくまでも自己責任。

 

 

このふたつはどこかで繋がって

いるのだろうか?

 

 

古代中国には祖先崇拝という文化が、

すでに殷の時代に存在し、儒教思想の

土台となり、多くの人々はそれを

信じるようになりました。

 

そして、インド仏教が

中国に入ってくると、

すでに祖先崇拝の文化

を持つ儒教が根付いていた為、

インドの輪廻転生(個々のカルマ)

は受け入れられず、

中国仏教は輪廻の部分を祖先崇拝

に入れ替えたようです。

そしてその仏教が日本に

伝わってくるわけです。

 

なので、私たちが東洋占星術で学んでいる

因縁(三業干支)は、インド仏教とは

違うものだということが今回わかりました。

 

現在の行いが来世に影響するのは

わかったけど、善行、悪行の

基準がとても曖昧で、難しい。

 

ということで、私は、

先祖の因縁とか善悪など

関係なく、無作為に

シャッフル転生しているんだと

今は、思うことにしました。

 

佐保田先生ごめんなさい。

先生の「ヨーガ根本経典」を

理解するには、もう少し時間が

かかりそうです。

 

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画像添付して気がついた。

これだと、ガラポン転生になるね。笑