「輪廻転生」について考えてみた。

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pixabay

 

子育てもひと段落し、

夫婦二人で過ごすように

なると、平均寿命が

80歳として、残り

30年近くあるとしても、

あ〜そろそろ

この世を去る時が

近づいているんだと、

誰にも言わないけど、

ふと、思う。

 

 

そして、仏教やヨガを

学ぶようになって

「輪廻転生」を考える

ようになった。

 

調べてみると、割と

信じている人が

多い気がする。

 

 

私は「輪廻転生」

については懐疑的です。

もちろん勉強不足から

来るのかもしれません。

 

でも、人間というものは

自分たちに都合のいいように

物語を作っていく生き物。

 

仏教に「噓も方便」という

ものがあるけど、

「輪廻転生」は、

死を恐れる我々人間のために

作られた方便の一つだろうと

思ったりします。

 

とはいえ、「輪廻転生」は、

来世でも、老病死に

怯えながら生きていかなくては

ならない無限ループ。

 

ゲームのように

何回でも生まれ変われる〜

と喜べるものではありません。

 

だから、お釈迦さまが、

解脱してこのシステム

から卒業しなさいと

言っているのだけど、

今の私は、「輪廻転生」

を信じたいという

気持ちと、

いやいやそんなの

あるわけない

という気持ちで、

とてもモヤモヤして

います。

 

そこで、今日は少し

「輪廻転生」について

調べてみようと

 

竹倉史人 著

「輪廻転生 〈私〉を

つなぐ生まれ変わりの物語」

 

という本を読んでみる

ことにしました。

 

 

なぜこの本を選んだかは、

Amazonで「輪廻転生」と

検索したら、出てきたので

チョイスしました。

 

 

この本によれば、

「輪廻転生」は、3つ

に分けられるそうです。

 

西アフリカのイグボ族の

間で信じられている

祖霊界にとどまった後、

再び、自分の親族に

再生するという

「再生型」。

 

インド哲学や、

仏教などで説かれる

「輪廻型」は、

因果応報の原理と

呼ばれる生前の行為の

善悪が死後の運命や

その後の転生にまで

影響を及ぼすという発想。

 

そして、近代の

「リインカネーション型」

(輪廻転生思想)は、

転生を繰り返しながら

霊魂を進化させ、究極的

には神的な感性を

目指すものだそうです。

 

 

この「生前の行為の善悪」

が死後、そして転生後に

影響を与えると

言われますが、

もし来世があるのなら、

今どんな善行を積めば

いいのだろう。

善悪の定義が、今ひとつ

私にはわからないのである。

 

お釈迦さまがいうように

四諦を理解し、八正道に

従って、心の作用を止める

ことが、この輪廻転生の

目的なのだろうか。

 

 

 

さて、次は「前世の記憶」を

検証する研究所が

アメリカでは、大学の医学部

に存在しているそうです。

 

その代表的な研究者が

「前世を記憶する子どもたち」

の著者

イアン・スティーブンソンです。

 

調査をすすめていくと、

想像を超えて、数多くの

前世を記憶する子供が

存在しました。

 

そして、その多くは、

前世での名前・家族構成・

住んでいた地域、親や

自分の職業、その生涯に

おいてとても印象的な場面、

死を迎えた時の様子など、

その人でなければ

知り得ないようなこと

まで確認できました。

 

〜前世を記憶を

持つ子供の特徴〜

 

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これは、寿命による死が、

輪廻転生しないということ

ではないはず。

 

来世にその記憶が

残るほどの衝撃的な

出来事があった

ということだろう。

 

因果応報の法則は、

人々の倫理観を

統一させるのに

とても大事なものだけど、

あまり気にしなくても

良さそうなので、安心して

しまいました。笑

 

 

 

ちなみにこちらは

 

 

「死者の記憶をもつ

子供たち スペシャル」

という海外のドキュメン

タリードラマです。

 

私は、これを見ても

まだ、半信半疑でした。

 

 

でも先日、Twitterで、

輪廻転生を

本気で信じていると

いう方が、

来世の準備のために

勉強をしているという

投稿を読んで、

私はそこまで

「輪廻転生」を

信じることは

できないけど、

私のこれまでの

人生の中で、

この努力は、

来世のために

やっているのかなと

思う場面が

いくつかあったり

他にも思い当たる

ことがあるので、

私も来世に想いを

馳せながら

行動するのも

悪くないなと思い

ました。

 

それに、「輪廻転生」

を信じることで、

その恐怖から

少しでも遠ざかる

ことができて、

心が穏やかになる

のなら信じる道を

選んだ方が

心にも体にも

良い気がします。

 

 

 

ところで、この本の

最初の方で、

「輪廻転生」

を信じていますか?と

いう質問をISSP(国際比較

調査グループ)のデータで

みると、1位はスリランカ。

 

うん。これはわかるよね。

 

で、8位が日本でした。

 

ところが!

インドが20位にも

入ってない。

 

私にとって、

輪廻転生といえば

やっぱりインドだった

のに驚きの結果でした。

この調査には参加して

いないのでしょうか?

不思議ですね。