人生最後の日にガッツポーズして死ねるたったひとつの生き方
出典:Wikipedia
アマゾンさんが、またまた私に
お勧めしてきた本を今日も
紹介したいと思います。
いやーほんとAmazonさん、
私がどんなことに興味が
あるのかご存知みたいで、
嬉しいやら怖いやら。
AIすごすぎ。
今回、この本どうよ?と
出てきた時、
題名、長っ!!
が、第一印象。
でもこの題名を読んで、
その日が来たら、私も
ガッツポーズしたいと思い、
速攻でポチってしまいました。
「人生最後の日にガッツポーズして
死ねるたったひとつの生き方」
ひすいこたろう 著
この本に登場するのは、幕末に
活躍する歴史上の人物の
お話で、みんな若くして死んで
しまう上に、テーマに「死」が
ついているので重たい内容に
なりそうですが、この著者の語り口が
とても軽快で読みやすく、面白い
です。
特に高杉晋作について書かれている
部分。
(Kindle の位置No.656-662)
忠義を守りたい気持ちと、
このままでは
日本はダメになるという
矛盾のせめぎ合い、
葛藤にいつも悩んでいたのが
高杉晋作でした。
しかし、一度は脱藩すると
決めたことで、晋作を
縛っていた鎖は
解けかけていたのです。
この後、新作は今度こそ
本当にすべてを
手放し脱藩しています。
しかし!しかし!しかし!しかし!
あっさりと捕まり牢獄。
あの、吉田松陰の入った
野山獄へ入れられてしまいます。
ドンマイ晋作!!
いや〜本当にドンマイなのだよ。
高杉くんが。笑
私は、高杉晋作=幕末に
活躍した立派な人物としか
理解していませんでしたが、この
本を読んで、彼のような
英雄であっても苦悩と葛藤、
失敗の連続だったことを知り、
親近感が湧きました。
師である吉田松蔭が
処刑された後、
彼は、松蔭と同じ
牢獄に入ることに
なり、晋作は、松陰が
処刑される直前に書かれた
「留魂録」などを読み、
改めて松蔭と向き合うことに
なります。
すると、晋作は、まるで
松蔭がのりうつったが如く、
彼の後の行動は、それまで
のものとは全く違い、
神がかっているとしか
思えないほどの
大仕事をやり遂げて
しまうのでした。
もう〜最高かよ。涙😭
また、この本に登場する
人物が、どこかで繋がっていたり、
互いに助けたり、助けられたりと、
私はその「縁」に驚き、
魂は、生き続けるということを
確信しました。
それと。。。
牢獄に入れられた松蔭が、
外に出ることができない
囚人たちに、なぜ自分たちは、
学ぶ必要があるんだ?と
詰め寄られた際、言った言葉が
とても心に残りました。
(Kindle の位置No.297-305).
たしかに、僕らはもう二度と
太陽は見られないかもしれない。
でも、死のうが死ぬまいが、
学ぶしかない。知って死ぬのと、
知らずに死ぬのは違うんだ!
そこに人としての喜びがある、
〜略〜
僕らが生きる真の目的は
自らの内側(魂)に変容を
もたらすことです。
だから、そこがどこだろうが、
何をしていようが、
本当は外側の状況は
関係ないのです。
さらにこうも言っています。
(Kindle の位置329-332)
「何を目指すのか」よりも、
もっと大事なのは、
「なぜ目指すのか」
なんのためにそれをやるのか?
なんのために生きるのか?
つまり、「生きる理由」です。
それはそのまま、人生を
「あきらめない理由」となります。
ううううう😭😭😭
そうだよ。
そうなんだよ。
松蔭先生ありがとう。
松蔭先生が亡くなられて
すでに160年以上経ちますが、
先生の言葉(魂)は
これからもずっと生き続け、
多くの人にその志が
引き継がれていくのでしょう。
私は、子育てを終えて、
数年もすれば、
お役御免の身となりますが、
人生100年と言われる
この時代をどう生きるのか?
考えさせられた1冊となりました。
いや〜めっちゃいい本だった。
絶対おすすめ。
ちなみに私が人生最後の日を
迎える時がきたら、果たして
ガッツポーズができるか?
考えたけど、多分できない
気がします。
なぜか?それはまた今度。笑