「縁」〜つながる想い

因縁と聞くと

 

どのようなイメージを持ちますか?

 

私は、過去、四柱推命の占い師に

 

先祖の因縁で、あなたは・・・と

 

脅された経験があるので

 

あまり良いイメージを持って

 

いませんでした。

 

 

ちなみに「因縁」という言葉をググると、

 

物事はすべて、その起原(=因)と、

 

果を結ばせる作用(=縁)とによって、

 

定められていること。

 

転じて、物事の持っている定まった運命。

 

この言葉の起源は、仏教。

 

 

お釈迦様が、私たちの人生に

 

起きる全ての出来事は、

 

なんらかの原因があって

 

起こるのだと説かれています。

 

因縁の「因」という言葉は、

 

直接的な原因。

 

因縁の「縁」という言葉は、

 

間接的な原因だそうです。

 

「私」を結果として考えてみると?

 

父と母が「因」で

 

「縁」は、私の体を作っている

 

空気、栄養、水、・・・・・・・

 

・・・・・・・・・・・・・・・

 

・・・・・・・・・・・・・・・

 

途方もない「縁」だわ。

 

 

そして、先日も紹介しましたが

 

「天地明察」

 

という漫画の題材になった

 

「日本独自の暦」を

 

結果として考えると、

 

「因」は、主人公の渋川春海の

 

「暦」にかけた情熱。

 

「縁」は、彼の周りで、叱咤激励する

 

人々ではないかと

 

思いに耽る今日この頃なのでした。

 

 

 冲方丁さんのあとがき

 

挫折を経て、年を取り、

それでも失われない思い。

なぜ失われないのか、

というのが、

渋川春海という人物を

初めて知った時の、

大いなる謎でした。

将軍御前で、

全国の民衆の前で、

そして朝廷において、

とてつもない失敗をしでかした。

普通はそこで「無念」に

なるのではないか。

どうしてこの人は諦めずに

いられたんだろう。

その疑問に答えてくれたのは

春海本人というより、

春海の周囲にいた人々でした。

春海を励まし、叱りつけ、

願いを託した人々。

彼らがいたからこそ

春海はどんなに失敗しても

大願を抱き続けられた。

逆に、春海が大願を抱き続けると

信じたからこそ、皆、春海を助けた。

そのあり方が、今巻で優しく、

また容赦なく漫画として

描かれ、改めて、彼らの

「幸福」な関係が「無念」に

打ち勝ったのだなと確信させられます。

 

〜以下略

 

 

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ね?ね?ね?

 

これぞ

 

「縁」でしょ?

 

もうね

 

この場面

 

鳥肌でしたよ。

 

この漫画を読んだ人にしか

 

伝わらないね。(笑)

 

 

昔、「ありがとうの神様」という

 

本を読んで、うんうん

 

「感謝」大事だよね〜と、

 

わかっているつもりに

 

なっていたけど、

 

「感謝」ってもっと

 

深いものだと

 

この漫画を読んでいて

 

思った。

 

私たちが、今当たり前に

 

生活している

 

全てのものが

 

彼らのような人々の「縁」に

 

よって、生み出されたものだから。

 

「繋がる思い」が、この世界を

 

作っている気がしました。

 

 

この漫画との出会いは、

 

イケハヤさんの動画で

 

教えてもらいました。

 

素晴らしい出会いに

 

感謝します。

 

 

 

 

 

 


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