続くかな?シリーズ 7「陰陽思想」
東洋占星術といえば
陰陽五行思想なのですが
以前こちらに書きましたが
もともと陰陽思想と五行思想
は、最初から陰陽五行という一つの
思想だった訳ではなく、別々の起源を
もつ思想でした。
今日は、陰陽説だけに焦点を
当てて、ゆる〜く学んでみたい
と思います。
陰陽思想とは?
五行相生相克思想が説かれる
遥か昔から存在しているもので
森羅万象の出来事や
物事を「陰」と「陽」に分けて
生成、変化、融合、循環などを
説く思想です。
今の所、陰陽説の起源を明確に
立証する文献がないそうですが、
殷王朝後半、「易占」が
行われていたことが、
考古学的に実証されつつあるそうです。
この世界、ものごとのはじまりは
混沌(カオス)の状態でした。
それがいずれ
光に満ち溢れた
明るい気は上昇し、天となり
暗くて、濁った重たい気は、
下降して、地となりました。
ちなみに陰陽思想といえば易占ですが
中国最古の書『説文解字』では
「易」という文字は
上部を”太陽”、
下部を”月”を象徴
している説があるそうです。
とても興味深い!!
さて、身近なものを陰陽に分けてみると
<陰チーム>
月
夜
女性
冬
偶数
寒い
地
<陽チーム>
太陽
昼
男性
夏
奇数
暑い
天
一見、対立するもののように
捉えがちですが、互いの存在が
あって、己の存在が成り立つと
いう考えでもあります。
そして
陰極まって、陽となり、陽極まって
陰となり、陰の中に陽があり、陽の
中に陰がある。
これを善悪で言い換えてみると
すごくわかりやすいかも。
悪極まって、善となり、善極まって
悪となり、悪の中に善があり、善の
中に悪がある。
まさにこの太極図がそれですね。
ちなみに白が陽で
黒が陰になります。
何事もバランス(中庸)が必要ですね。
これが作られた殷の時代には
垂直の棒を地面に立てて
影の長さを計測し、夏至や
冬至の時期に気づいていた
ようです。
とうとう私の住む地域でも
コロナの影響で、スポーツクラブが
休業となり、楽しみが一つ
減ってしまいました。
ということで私は映画鑑賞と
読書を楽しみたいと思います。