算命学と道教のつながり
「算命学」と検索すると
古代中国で生まれた
干支暦を基にした占術。
中国王朝で秘蔵の帝王学。
道教の中の神仙思想が
土台となっている。
などなど・・
なんだかとっても敷居の
高〜いイメージ。
過去の私は、算命学を勉強
していても、技法ばかりが
気になって、このあたりについては
お手上げ状態。
なるほど算命学は道教系なのね。
ならば!と台湾に行って、道教ラブ💕
お寺を巡って、すっかり
道教わかっちゃった!気分。
全く道教が見えてなかった。
いや、見たくなかったのかも。
だって、宗教とか哲学って難しい
イメージあるでしょ?
以前、空海さんの「三教指帰」で
少し触れましたが←
そもそも算命学と道教は、密接な関係が
あると言われているけど、どこが?
道教や老子様の教えを読んでて、算命学
との関係性を見出せない蓮さんでした。
道教の老荘思想って?
あ~~~もうこの「思想」とか
書いてあると
ムズムズするぅ〜〜
でもヨーガ哲学を勉強してて
とても面白かったし
ヨーガ哲学も道教も根っこは同じだと
思うようになって、算命学の
根っこについて、調べてみようと
思いました。
そこで今日は、道教や神仙思想から
占術へ向かう道のりを少しだけ。
「東洋の予知学」高尾義政 著〜より
p178
道教における神仙が子平法を生み出す
までには長い時間の流れを要して
いるわけですが、子平法の成立
段階ではすでに道教というワクから
外れているのです。
要素としては受け継いでいても、宗教
などは完全に消えていて純粋に自然を
観ようとする姿勢がうかがえます。
補足:
子平法は、中国の宋の時代、淵海子平
という人が始めた占星術
のため、子平法と呼ばれて
いて、四柱推命などのことを
指します。
どうりで!!
いくら道教を調べても
占いとの繋がりが見えてこないわけだ。
けど、この本には、「予知学のルーツ」
をわかりやすく系図を使って
説明してくれています。
(一部省略している部分があります。)
本の文字が小さいので、大きく
書いてみました。
はい!やっと私たちが学んでいる
方向主体の算命学と道教が繋がり
ましたね。こうやって簡単に
言ってしまいましたが
どれぐらいの年月と
どれほどの人間が関わった
のだろうと思うと感慨深いものが
あります。
道教といっても、ドーンといきなり
できたわけではなく、大陸という
場所がら、遠くはギリシャ、そして
インドなどからも
多くの情報が行き交い、時代を経て
様々な思想や宗教的要素が、くっつ
いたり離れたりして、出来上がった
ものだということがわかりました。
そして、神仙思想の究極の目的が
不老長寿。
その願いが東洋医学へつながって
いくわけですが、やっぱりこれも
インド哲学のヨーガや
アーユルヴェーダと相通じるものが
ありますね。
結局、はるか昔から我ら人間は
より良い人生を送り
長生きしたい!!は、宗教や
哲学、国境関係なく
永遠のテーマということなんですね。