続くかな?シリーズ6 Part1「インド哲学」

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ヨーガ哲学については、これまで

少し触れてきましたが

今日は、その本体とも言える

インド哲学について

学んでいきたいと思います。

 

 

 

 

以前、つづくかな?シリーズ4でも

お話ししましたが、BC1500年頃

アーリア人が古代インドの地に

侵入しました。

 

アーリア人の何が凄いかというと

 

自分たちに都合よく

カーストという身分制度を

作り出したことです。

 

しかもアーリア人が最高位

のバラモンになったこと。

 

また、元々この土地に

根付いていた

聖典ヴェーダ(神話)に手を

加え、古代インドにおいて、

宗教的権威さえも手に入れる

ことに成功します。

 

のちにこれがバラモン教へと発展

していきます。

 

権力を持ったバラモンたちは

働かなくても裕福な暮らしが

できました。

すると、考える時間が生まれ、

古代ギリシア同様、

古代インド哲学もここから

始まります。

 

西洋哲学が科学の知識や

技術など、人間の外側に目を

向けて行きますが、東洋哲学、

特にインド哲学は「自己」と

いう内面に焦点をあてた

ものでした。

 

さて、インド哲学者と言えば?と

尋ねられたら、お釈迦様と

答えてしまいそうですが

なんと!

 

噛んでしまいそうな名前の

ヤージュニャヴァルキヤ

(BC650年〜BC550)という人が

古代インド最大の哲学者だそうです。

 

 

なんとお釈迦様や孔子さまよりも

古く、西洋哲学の創始者、タレスより

も古いそうです。

 

恐るべしインド!

 

いやアーリア人が凄いのか?

 

 

さて、ヤージュニャヴァルキヤの

哲学はどんなものなのでしょう?

 

はい!

 

「梵我一如」です。

 

出た!

 

もう宗教、哲学の行き着く先

とも言える言葉?

 

東洋哲学を学び始めると

 

あ〜やっぱりそこですか

 

となりますね。

 

さて、またまた梵我一如という言葉が

出てきましたので、おさらいを

しましょう。

 

この世界を作る根本原理である

 

ブラフマン(梵)

 

自我の原理である

 

アートマン(我)

 

同一であるという思想です。

 

 

 

 

 

ある時、ヤージュニャヴァルキヤの

が、聞きました。

 

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それに対してヤージュニャヴァルキヤが

 

 

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無理 ???

妻はびっくり!

えええ??

 

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ということで、ヤージュニャヴァルキヤは

その不死の秘密を妻に伝えたのでした。

ちなみにこれが

「ウパニシャッド哲学」の真髄だそうです。

 

その内容がこちら↓↓↓

 

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〜『史上最強の哲学入門 東洋の哲人たち』より〜

 

 これを読んだとき、正直

私は、チンプンカンプンでした。

何度も読み直して、今はわかった

つもりになっていますが

多分、深くは理解していないでしょう。

でもとりあえず、今の段階の

理解でいいと思ったので

本の言葉の通りにまとめて

みたいと思います。

 

 

つまり、「アートマン」とは

認識する者=自己(わたし)です。

 

なら、私とは?

 

パートのおばちゃん?

母親?

妻?

 

肩書きや役割ではありません。

 

だって、母親としてのお役目が

終わっても私は存在しているし

 

旦那と別れたとしても

私は存在しているから。

 

んじゃ〜

性格や個性のこと?

いやいや、めっちゃ

明るい性格ね〜と

言われている人だって

暗くなることだってある。

 

なので、絶対的なものではない。

 

それとも

肉体?

 

この腕や足があれば

私の存在条件になるか?

 

腕や足が機能しなくなっても

私は存在しているはず。

 

ならば!!

 

「脳」でしょ!

 

はいきた!

 

私だと証明できるのは

 

「脳」ですよ!!絶対。

 

哲学やヨーガを学ぶまでは

 

私は「脳」が全てだと考えて

 

いました。

 

ところが、そうでもないらしい。

 

このあと、脳について考えて

みたいのですが

長くなるので、また

次回にします。