「風水先生〜地相占術の驚異」荒俣 宏 著 

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Pixabay

 

先週は、息子の引越しを手伝ってきました。

職場から徒歩5分。最寄駅にも徒歩5分という

めちゃめちゃ便利。しかもワンルームなのに

24平米もあって広々。

かなりコスパの良い物件だと思う。

 

入社は4月だけど、早めに動いて正解だったかな。

引越し業者さんもかなり節約できたし。満足満足

 

さて、引越しの手伝いをしていたら、これ

母ちゃんの本でしょ?と渡されたのが

「風水先生〜地相占術の驚異」 荒俣宏 著

 

え!あんたが持ってたの?

てっきりブックオフに売ってしまった

と思っていたから嬉しい!!

読み返したいと思っていたんだよ〜〜

 

早速、帰宅し読み直しました。

そうそうこれこれ

面白いのよね。

 

この本を購入したのはいつだっけ?

Amazonで買ったから

注文履歴を見ればわかるね。

2016年だった。

当時、シンガポールに旅行したいと

思い、調べていたら

シンガポールという国は、政治や経済

そして、建築物なども風水によって

作られていると書かれていて

びっくりしたことがきっかけで

風水でもかじってみようかしらん。

そんな軽い気持ちで、チョイスし

ました。

 

 

 

僕は建築が好きで、しかもオカルトや神秘

科学に深く共鳴しているのだが、ある日

今世紀最高のビルといわれる「香港上海銀行

新社屋(現在のHSBC銀行香港支店)」の

できるまでを綴った、ドキュメント写真集

を眺めたことから、話ははじまった。

〜略〜

1997年に香港が中国に返還される事態の中

イギリス系銀行がいったいなぜこんな時期

に巨大なビルを新築しなければならないの

か。せっかく新築しても中国政府にもって

いかれるだけでなのではないか。

〜略〜

しかし、なにはともあれ、途方もない新ビ

ルは建ってしまった!

そしてその書物は、開業間近となった

オフィス内で行われた、ある奇妙な作業

の描写から、始まっていた

「風水師ライ氏は静かに立っている。

銀行側のスタッフ二十名は黙って見守る。

ライ氏は新しく置くデスクをすべて、

巨大な鉄骨梁の下に揃えて並べさせ

銀行業務をじゃまする邪気の障りを

取り除こうとする」

 

風水師?

 

日本ではあまり聞いたことのない職業

だった。これは中国各地で尊敬される

地相専門の占い師のことだ。

風水師はこのようにデスクの並べ方、

植木の置き方、エスカレーターの位置

までも細かに指図する。

れっきとしたイギリス人であるこのビル

の設計者も、オーナーも、すなおに

占い師のい指図に従う。超近代ビルの

内部で、「占いごと」が真摯に実行され

ている。いくら商売繁昌は神頼みだとい

っても、戦前の建物をほぼ壊しきり、

21世紀型の高層ビル街に変貌しつつある

香港のビジネス・シーンには、まったく

ふさわしくない職業のように思われる。

 

 

 

現実の象徴とも言える経済を動かす機関が

本気で占いを信じていることに

私はめちゃくちゃ驚いた。

 

博覧強記の荒俣先生が興奮し

この後、日本で最初の風水師になりたいと

風水師の第一人者から風水を

学びます。

 

その先生との会話

 

「この羅盤をマスターするのに、最低五年

かかります。その後も師匠に尾いて十年は

地相占術のノウハウを実地に学ばなければ

なりません」

 

 

これを読んで、風水をかじってみようなんて

甘い気持ちは速攻、封印しましたとさ。

 

 

今回、荒俣先生をWikipediaで調べて

いたら、びっくり仰天の内容があって驚いた。

これ本当?ウィキ信じていい?

杉浦日向子先生が配偶者って書いてある!!

あ!でも半年で離婚だって。

それでも驚きだわ〜

「コメディーお江戸でござる」好きだった

から。懐かしいな〜

 

 

 

荒俣宏コレクション 風水先生 地相占術の驚異 (集英社文庫)

荒俣宏コレクション 風水先生 地相占術の驚異 (集英社文庫)

  • 作者:荒俣 宏
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 1994/04/14
  • メディア: 文庫