話が通じない人の心理 加藤諦三 著

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占いを学ぶようになって、

人の心について知りたいと思い、

何年か前に加藤諦三先生の

本を数冊購入しました。

 

今日紹介する本は、

当時読んだものですが、

本棚を眺めていたら、

たまたまこの題名が

前回読んだ「バカの壁」と、

つながりそうな気がしたので、

再読しました。

 

 

話が通じない人というのは、

自分にしか関心がなく、

他人に全く興味がない

ナルシストだと著者は

言います。

 

その特徴は、

 

特徴1

他人からどうみられるか

ということだけを考えていて、

他人にはまったく興味がない。

 

特徴2

ナルシスト本人が、自分が

ナルシストであることに

気がついていないことである。

 

特徴3

失敗を普通の人以上に恐れ、

普通の人以上に失敗をする。

 

特徴4

人の話を聞いていない。

 

特徴5

相手の気持ちが分からない。

 

特徴6

相手が何を求めているかが

分からないので、ナルシストは

自分の与えたものを相手は

喜んで受け取っていると

思っている。

 

以前読んだときは、そうそう!

こういう人いるよね〜と、

まるで他人事のように読んだ

記憶があります。

 

でも今読み返してみると、

私も他人にそれほど興味が

ないので、耳の痛いお話ば

かりでした。

 

私の場合、他人からどう

見られているかなど、

昔からあまり気にしないけど、

自分が興味あることを

他人にシェアしたいという

気持ちが強いあまり、押

し付けがましく熱弁して

しまったり、興味のない

会話が続くと、上の空に

なったりと、まさに

特徴4のナルシスト

だと思いました。

 

さらに特徴6の傾向も

あるかも。

 

若い頃、自分がいいと

思ったものを友人に

プレゼントすると、

あまり喜んでもらえず、

落ち込んだ記憶があります。

 

結局、それは、自分の欲しい

ものをあげているだけで、

相手のことを全く考えて

いなかったことに気が

つきました。

 

 

何度も言うようにナルシストは

自分にしか関心がない。

ナルシストの最大の問題は、

他者に対する関心の欠如である。

他者に対する関心が欠如

している限り、どんなに

努力しても、それは逆に

嫌われたり、うさんくさ

がられたり、避けられたり

するだけである。

そこで、ナルシシズムを

乗り越えるために、何よりも

他人に対して、興味を持てる

ようにならなければならない。 

 

 

さて、自分がナルシストだと

理解できたところで、

ナルシストから脱却する

にはどうしたらいいんでしょう?

 

 

p176

ナルシシズムを乗り越えるには、

何よりも他人に対して興味を

持てるようにならなければ

ならない。

 

どうしたら相手に興味や

関心を持てるのか?

気づきの練習をすること。

相手の表情、姿勢、声の調子

に気付く。

 

 

 

いや〜💦興味を持つように

しなければならないと

言われても、興味が湧かない

人に対して、無理して

関心を持つべきなのかな・・

 

それに、他人の気持ちを

理解するのって難しい。

結局のところ、自分の主観を

通してしか他者を見れないし・・

 

でも自分が経験したことであれば、

その人の立場にたって親身になる

ことはできるかも。

 

また、読書をしたり、映画を観る

ことは、他人の感情を疑似体験

できるので、読書や映画鑑賞は、

このまま続けていこうと思った。

 

 そして、他人に興味を

持てなくても、価値観や

趣味、嗜好などの共通点が

あれば、関心が持てると

思うので、そういう機会を

自分でつくっていくことも

大事だなと思いました。