「もしも人生をやりなおせるなら」ナディーン・ステア著
私が小学生の頃、仲良くなったKちゃんは、私と違って、とても品のある女の子。ある日、一緒に遊んでいると、習い事があるから早く帰るというので、どんな習い事か気になり、彼女の後をついて行くことに。
着いた場所はバレエ教室。
そのとき、私はその教室の中に入って行くことができず、外から窓越しに彼女たちのレッスンを眺めているだけだった。
今考えれば、中に入って見学させてもらえばよかったと思う。
でも小さいながら、自分とは世界が違うと感じたのかもしれない。
家に帰り、私も彼女たちみたいに踊ってみたい。バレエが習いたいと母親に言うと、姉と母の二人して、「デブで鈍いあんたが、バレエなんてできるはずない」と大笑いされた。
確かに太っていた。(爆)
だから、私はそれ以上何も言え返せず、バレエとはいまだに無縁だ。
今日紹介する本は「もしも人生をやりなおせるなら」という本。
この本は、アメリカ在住の85歳の女性が書いた詩です。
彼女が「もしも人生をやりなおせるなら」どんなことがしたいかが
書かれています。
「もしも人生をやりなおせるなら」ナディーン・ステア 著
よけいなチカラをぬいて、いつもリラックスして暮らす。
もうなんでも深刻にうけとめることはやめる。
チャンスがあればなんどでも挑戦する。
今の私なら、母を説得し、窓の外から眺めているだけのあの場所に行って、バレエを習いたい。
賢者の書 喜多川 秦 著
(Kindleの位置1428)
人間が日頃使っている言葉が、私たちの人生を作っているの。それをしっかり理解することがまず大事なことなの。
〜略〜
人は言われたとおりの人間になると言うわ。
『お前は裏切り者だ』と言われ続けると、そうでもない人も、必ずどこかで裏切るようになるし、『お前は、ものすごい才能を持っている』と言われ続けて育った子どもは、そのとおりの人生を送るものなの。
運動会では、毎回ビリで、逆上がりもできない。勉強も同級生から笑われるレベルだった私は、母や姉から言われた通り、おデブで冴えない、動きの鈍い女の子だった。いや、その言葉を鵜呑みにして、演じていたのかもしれない。
でも、大人になって、彼女たちと離れて暮らすようになり、何も言われなくなると、言葉の呪いが解けたのか?
努力すれば動けるし、なんでもできることに自分でも驚いた。
本当に言葉は恐ろしい。
将来、また後悔することのないように今の自分に言い聞かせる。
私はなんでもできると。
周りがどう思っていても構わない。
なぜなら、自分の人生だから。