溌剌と動いた者にのみ深い眠りがある。「体壁」野口晴哉 著

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心も体も健康でありたい。

とはいえ、更年期を迎える

年齢になると、突然何が

あってもおかしくない。

 

じつはうちの旦那さんが、

先週腸閉塞で、

手術をすることになり、

バタバタしておりました。

 

本来なら、開腹手術をしている

私がなりやすい病気。

 

なのになぜ開腹手術をしたこと

のない旦那が腸閉塞になるのでしょう。

 

ほんとうにカラダとは

不思議なものだと思う今日この頃。

 

さて、今日のテーマは、

久々にカラダのこと。

 

課題図書は、『体癖』です。

この本を買ったのは、

タイ古式マッサージを

副業でやっていた頃です。

 

この頃は、既に占いの

お勉強もしていたので、

カラダを占いのように

タイプ別に分類している内容に

興味をもったからでした。

 

今回、再読してみて、

以前読んだ頃とは少し感じ方が

変わっていました。

 

その理由は、私が

未熟だったがゆえに生じた

思い込みによるもの。

 

私は占いの技法同様、作者の主旨を

しっかり捉えることよりも、

体壁各論の方に興味がいってしまい、

作者が言いたいことをきちんと

読めていなかったことが原因です。

 

本を読むときは、読み飛ばすことは

悪くないけど、作者が言いたいことや

背景などをきちんと理解しないと、

まずいなと今回、反省しました。

 

 

 

平均寿命が延びたという人がある。

個人の寿命が延びたことと

間違えているのだろう。

寿命の平均指数が

上がるということは死亡数の

減少を示すもので、

従って自然の淘汰が緩慢と

なったことである。

そのためにヘナヘナな人間が

守られ庇われて繁殖して

いるのであるから、寿命の

平均指数の上昇そのものが

人間の体の弱くなったことを

示しているとも申せよう。

 

 

いわゆる平均指数そのものは

決して個人の寿命が

延びたとか健康度の

向上を現すものではない。

 

 

 

きついお言葉ですが、おっしゃる通り。

耳の痛いお話しです。

 

 

淘汰ということは、受けるものには

誠に嫌な言葉であるが、

広く考えればこれあって進歩し、

これによって体は

丈夫になると言える。

自然界における動物にあっては

天敵があって淘汰は徐々に常に

行われているが、これが

行われなくなった場合には

一種の自壊現象が生じる。

天敵によらぬ自壊現象と

見るべき癌、脳溢血、狭心症、

白血病等に共通することは

異常感が鈍いことであり、

そのどれもが自覚症状が

明瞭でない。

 

 

野口先生は、こういった

死にいたる病気は、体

が鈍って適応することが

できないからだと

論じていらっしゃいます。

 

 

 

キリンが速いといっても、

ベントレーのアクセルを足先で

ちょこっと踏むだけで

たちまち追い越し、

象でも持ち上げられぬものでも、

起重機のスイッチを入れただけで

たちまち持ち上げてしまう。

そのために費やすエネルギーは、

キリンや象の何千分、

何万分の一の消費でしかない。

人間の生活エネルギーは、

他動物に比べて著しく余剰を

きたしたとしても不思議ではない。

 

 

 

野口先生が生きておられた時代で

このような心配をされているのだから、

今の便利さをご覧になられたら、

どれほど驚かれるでしょう。

 

 

現代、ネットさえ繋がっていれば、

家から1歩も出ることなく

仕事や生活ができてしまう。

私たちは、本来動く生き物。

人間が本来使うべきエネルギーは、

どこに行くのか?

それが、自壊現象となったり、

外へ向かえば、煽り運転だったり、

異常なクレーマーを生み出し、

誹謗中傷がなくならない理由

なのだろうな。

 

 

で、先生は言います。

 

健康に至るにはどうしたらよいか。

簡単である。

全力を出しきって、

行動し、

ぐっすり

眠ることである。

自発的に動かねば

全力は出しきれない。

何よりまず動くことである。

自分で動くことである。

他人をいろいろと動かして自分が丈夫に

なるつもりの人もいるが、

 

自分の糞は自分で

気張らなければ出ない。

 

時代が変わっても

自分から動かなくては健康にはなれない。

溌剌と動いた者

にのみ深い眠りが

ある。

 

 

だそうです。

 

私は、思いっきり首を縦に

振ってしまいました。

なんせ過去に何度も

体を動かしてきたことで

救われたことがあるから。

 

 

そして、先生が

おっしゃっていることを

毎日実践。

 

全力で仕事をして、

本を読み、趣味を楽しみ、

ヨガで締めくくる毎日。

 ぐっすり眠れております。

 

Apple Watchを購入してから

ずっと睡眠アプリ

「Autosleep」で、

自分の睡眠を

毎日チェックしています。

 

 

私の平均睡眠時間は、6時間20分程度。

 

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良質な睡眠時間の過去ひと月の平均が

5時間15分です。

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このうちの深い睡眠は、

過去ひと月の平均が

2時間21分

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なかなか頑張っているでしょ?

 

ヨガを始めてだいぶ経ちますが、

ここ何年も起きる時にだるいと思うこと

がなく、スッキリ目覚めております。