辛いことがあったら

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つい先日、私はとても恥ずかしいことを

 

してしまいました。

 

さすがにこのブログでも言えません。(^◇^;)

 

もう毎日毎日恥ずかしくて仕方なかったけど

 

私は、過去に何度も忘れたい経験を

 

しているので

 

その対処法を身につけています。

 

もちろん次に失敗しないように

忘れる前に

対策はしました。

 

でも何度も思い出しては

悔しかったり、恥ずかしかったりと・・

色々な感情が込み上げてきます。

また、私のような失敗だけでなく

人生には、自分ではどうすることも

できない辛いこともあります。

 

 

そんな時はどうすればいいか?

 

ただ、時が経つのを待つこと。

 

そして、自分の気持ちが

 

恥ずかしかったことや

辛いことに向かわないよう

 

他の事に集中するように工夫します。

 

例えば 、お腹を抱えて笑えるような

 

楽しいドラマや映画を観ることだったり

 

大好きなアイドルの映像とかもいいよね。

 

そして、友人とランチやカラダを

 

動かすことなどもオススメ。

 

 

 

途中、思い出してしまったら

 

「大丈夫。あと半年(期限は自由です)もすれば

 絶対に忘れられる!!」

 

と自分に言い聞かせてください。

 

 

私もやっと先日の恥ずかしい

事件が、今では風化し

どうでも良くなって

こうしてブログに書けるように

なった訳ですが

 

たまたま読み始めていた本にも

 

同じようなことが書かれていたので

 

ご紹介したいと思います。

 

98歳で亡くなられた

多才な宇野千代さんの本です。

 

「行動することが生きることである

生き方についての343の知恵」

 忘れることが新しい道へ踏み出す一歩である 〜より

私はいつでも楽しくないことがあると、大急ぎで

忘れることにした。思い出さないようにした。

そして、全く忘れるようになった。

これが私の人生観でもあったが、しかし、私は

密かに思うのであった。

私はそれほど弱虫で、臆病なのかもしれないと。

 

ある時、次のようなことを私に聞かせた人があった。

「北原さんはその女の家にいるときには、お風呂まで

炊くんですってよ。」

後に北原は、自分の書いた小説の中で、その女に、家を

買い与えたことを書いていた。

金のある男は誰でもそんなことをするものだ。

それにしてもその女に家にいるときには、風呂まで

焚くとは、どういうことか。

家にいるときの北原は、何から何まで、人に

言いつけてさせていた。

私の眼に浮かぶのは、風呂の焚き口にしゃがんで、

マッチで火をつけている北原の姿であった。

北原にとっては、女の家で風呂を焚くなぞと言うことが

どんなに楽しかったか。

しかし私は、急いで北原のその姿を、私の心の中から消した。

そして北原に向かっては、女の事は一切聴こうとは
しなかった。

それから後の私の生活は、無意識の中にではあったが、その女のことを忘れることでいっぱいであった。

私はいつでも、何事かにかまけて、そのことを

思い出さないようにした。

そういうことにかけては、私は天才であった。

 

 

 

 

これを読んで

結婚や離婚を繰り返していた

宇野千代さんも

嫉妬に苦しでいたことに驚いたし

忘れることにかけては天才だったと

言える宇野千代さんがとてもかっこいいと

思える一文でした。

 

年を重ねると図々しくなると言われるけど

そうではなくて、時が解決してくれるということ。

そして、忘れることが大事だということを

経験で知っているからなんですね。

 

宇野千代さんも

「時というのは、そういうものである」と

締めくくっていて

年齢を重ねていくとはこういうことなのだと

思えました。

 

 

若い人達が、辛い時

ぜひ参考にして欲しいな〜と思います。

 

 

行動することが生きることである 生き方についての343の知恵 (集英社文庫)

行動することが生きることである 生き方についての343の知恵 (集英社文庫)