行動最適化大全 樺沢紫苑 著

今日紹介するのは、あの有名な

「アプトプット大全」を書いた

樺沢紫苑先生の本です。

 

最近、データーやスケジュール

管理を得意とする人気の”Notion”や、

”Craft”というアプリを使うようになり、

自分の行動をもう一度見直して、

今よりもっと充実した1日にしたいと

思い、この本を購入しました。

 

 

        f:id:uranairen:20220309221322j:plain

 

読んでみてどうだったか?

まずは、「アプトプット大全」や

「インプット大全」と同じく、

本当に読みやすく、自己成長を

目指し、学びたいという意欲の

ある人にお勧めの本。

 

私も普段、心がけていることを

再確認することができた。

 

言葉を変えると人生が変わる

 

著者によれば、悪口は不幸になる

呪文だという。

 

でも、ネガティブな言葉を

吐いてしまったら、

その3倍、ポジティブな

言葉を使えばいいそうだ。

 

うん。これなら私もできる気がする。

 

この本を読んだ直後、

元々そりが合わない同僚が、

私には理解できない行動を

取ったので、怒り浸透!!!💢

爆発寸前。

 

そこで、ポジティブな

呪文を使おうと思い立ち、

 

ポジティブ♪ポジティブ♪

ポジティブ♪ポジティブ♪

 

う〜〜ん^^;

怒りが先に立ち、

ポジティブな言葉が

出てこない。

 

そこで、考えついたのが

 

自分の思考が嫌いな奴のことで

埋め尽くされたら、悔しい。

絶対、私の大切な時間を使わないぞ!!

 

これを何度も自分に言い

聞かせて、違うことを考えるように

してみた。

すると、不思議と、落ち着いて

気持ちを切り替えることができた。

 

つくづく、自分に言い聞かせる

ことって大事だと思った。

 

著者によれば、悪口を言ったり、

人をジャッジしてばかりいると、

免疫力は下がるし、認知症にも

なりやすいそう。

 

腹の立つ相手のせいで、

病気や認知症になりたくないから、

普段は、著者のいうポジティブな言葉を

使いつつ、怒りが込み上げてきた時は、

 

嫌いな奴のために

私の大切な時間を使わない!!

と、自分に言い聞かせることにした。

 

 

 

まずやってみる。これを習慣にしていく。

 

私のYouTubeには、毎日30以上の質問が

届きますが、「質問する前にやってみれば

わかるんじゃないの?」というものが多いです。

 

ほんとそれね。

行動もせずに、悩んでいるより、

行動して、失敗した方が学びになる。

 

投資界隈のTwitterでも

よく見かける質問。

 

「この銘柄は買った方がいいですか?」

などなど。

 

インフルエンサーが勧めていて、

自分も気になるのなら、

よほどのことがなければ

私は試しに買うことにしている。

だって買ってみないとわからない。

 

何もせず、考えていることは、

一番の時間の浪費だとこの本を

読んでいて思った。

 

また、昨年の半年間、ずっと腕が痛み、

ダンベルも持ち上げられなかったが、

腕の痛みを治す方法をいろいろ

試した結果、ヨガの鋤のポーズが

自分には合っていたことがわかり、

毎晩、これを続けていたら、

半年の痛みが2週間で治って

しまった。

結局のところ、最適化とは、

試行錯誤し、自分のベストを

見つけることだとおもった。

 

 

朝の最適化

 

 

朝起きたら何をするか行動を決めておく。

 

なぜ決めておく必要があるのか?

 

眠気が残る状態で、次に何をするか

考えるより、全て段取りが整った

状態で、淡々と行動する方が楽。

 

 

私は朝7時から仕事をする

なので、夜寝る前に着ていく洋服、

朝食の準備をしておく。

そして、出勤2時間前の5時に

起床。

 

朝起きて、夜の間に準備しておいた

保温マグの白湯で口を軽く濯ぎ、

残りを一気に飲み干す。

 

樺沢先生も寝起きのコップ1杯の水は

大事だと言っている。

 

その理由は、

 

人間は、寝ている間に

約500mlの水分が奪われ、朝起きた

直後は、血液がドロドロの状態に

なっているので、この状態で

急に激しい運動をすると血管が

つまり、心筋梗塞や脳卒中を

引き起こすリスクがある

 

だそうです。

 

朝5時だと、まだ旦那もペットのインコも

寝ているので、リビングを

薄暗くした状態で静かに朝食をとる。

 

朝食の時間は30分。その間、

テレビはつけられないので、

AutoSleepで昨晩の睡眠の質と、

Twitterをチェック。

 

下の画像は私の1週間の睡眠データ。

深い睡眠を平均2〜3時間は

確保できている。

 

f:id:uranairen:20220310094553p:plain

 

 

この本でも、目が覚めたら、健康状態を

チェックし、毎日記録することを

勧めていたので、今後も続けていこう

と思う。

 

 

そして、この後の30分は、

うんこ💩を出す時間。笑

 

読書をしながら、💩を待ちます。

 

この30分の間に、毎日平均2〜3回

出てきます。 

 

前日の3食分ではないかと

勝手に思っている。

 

残りの1時間弱は、旦那やインコが

起きるので、バタバタと家事や放鳥を

済ませ、仕事へ行く。

 

 

夜の最適化

 

 

著者は、夜の時間は、

その日の疲れはその日のうちに解消し、

自分の「極上時間」をもつことが

大事で、そのためには

入浴・食事・運動が重要なんだとか。

 

 

睡眠90分前入浴

深い睡眠を得るためには、身体の内部の

体温が約1度低下する必要があり、

寝る直前にお風呂に入ってしまうと、

体温がなかなか下がらないので、

寝つきが悪くなるそう。

 

私は、仕事帰りにジムへ行き、入浴を

済ませて帰るので、寝る前は、

すっかり身体が冷え切っていますが、

寝る直前に必ずストレッチをして寝る

ので、眠れないということはない。

 

また、ヨガで習得した呼吸も大事だと

最近気づき、続けている。

 

でも、年に数回、塩分の濃い料理を

食べて、水分を多く摂った夜は、

イレに何度も行くことになり、

眠れないことがあるので、

食事にも気をつけています。

 

 

食事といえば、ここ何年か

米麹で作る甘酒と、ヨーグルトを

朝食に取り入れてから、超絶快便。

お腹も張らないし、オナラが

出たとしても無臭。

そもそも便が臭わないからすごい。

 

そこで、夜の食事にも麹を

取り入れようと、塩、醤油、

トマト麹を作り、料理に活用

している。

 

中でも醤油麹は、煮物、ドレッシング、

肉や魚料理のタレとしても使え、その

実力は見事。とにかく普通の

醤油を入れるより、味がまろやかに

なり、とっても美味しくなるので、

今では毎日の食事に欠かせない

アイテムになった

 

ということで、朝と夜の最適化については、

著者の勧めているやり方に近い気がするので、

これからも続けていこうと思う。

 

 

 

 

 

成熟脳 黒川伊保子 著

        f:id:uranairen:20220306114830p:plain

 

今日、紹介する本は、

脳研究を基とした、男女脳の

すれ違いを書いた随筆や、

語感に関する著作を執筆されて

いる黒川伊保子さんの

 

「成熟脳」という本です。

 

私は、NHKのシブ5時という

番組の悩み相談に著者が出演

されているのを知っている程度で

他の本は読んだことはありません

でした。

 

ですが、Amazonさんから

この本どう?と勧められ、

「56歳から始まる!!」という

魅力的なタイトルに誘われて、

ポチりましたが、大正解!!

 

とても面白かった。

 

 

特に興味深かったところ。

 

 

もの忘れは老化ではなく進化

 

最近は、Apple Watch使っているので、

日々のタスク管理ができるので、

買い忘れや、やらなければならない

ことを忘れる機会が減りました。

 

しかーし、顔はしっかり

覚えているのに

名前が思い出せない。

ドラマに出てくる俳優の名前は

もちろんのこと、困るのは、

職場で新しいメンバーの紹介が

あっても、覚えられないこと。

 

さらに困るのは、友人との

会話。私は彼女たちの話を

聞いていたにも関わらず、

次に会った時にはすっかり

忘れて、同じことを聞いてしまい、

友人から「それ前に言ったけど」と

ムッとされてしまうのだ。

 

流石に失礼だと自覚し、

人との会話をしっかり日記に

残しておこうかと考えていた

ところだった。

 

しかし、著者によれば

もの忘れは老化ではなく進化

だという。

 

脳科学の所見上、ことばは、

今を生きることに必要で

無くなったものから消えていく。

本質を瞬時に見抜く脳になるために、

究極の直感力に到達するために、

脳は「今、生きるのに、直接必要ない」

とおぼしき回路の優先的順位を下げていく。

 

 

要は脳が、「今、生きるのに直接必要ない」

と判断しているから。

 

確かに。彼女たちとの雑談は、直接自分の

生活には必要のないもの。

どんどん忘れて、自分にとって重要かつ、

新しい情報に置き換えていかなきゃね。

友人にも教えてあげなきゃ。

 

 

人は、やがて、この世に

別れを告げる準備に入る。

遅かれ早かれ、人は、

いくばくかのことばを失っていく。

多くは、覚えた逆順に、

消えていくに違いない。

そうして、最後は、人の手の

ぬくもりだけを頼りに、

もと来た場所へ帰っていくのである。

その人生のはじめに、母の手に

なにもかもゆだねたように。

その道のりを憂うことはない。

今とこれからを生きるために

必要でないものを捨て去り、

魂はきっと身軽になっていく。

誰もが行く道である。脳には、

その行き方が最初から

プログラミングされているはずだ。

 

オギャーと生まれて、教わった

わけじゃないのにおっぱいを吸い、

目の前の人の言葉を獲得し、

寝返りを打ち、歩き出すまでの

工程はあらかじめ脳に仕込まれた

生体プロブラムがあるように

最後の道のりもきっと同じ。

 

脳に抜かりはない

 

著者のこの言葉がこの本の中で一番好き。

 

今まで、これほど説得力のある言葉に

出会ったことがなかったので、

私はその時がくるまで、この言葉を

信じて、生きていこうと思った。

 

 

 

日本永代蔵 井原西鶴 著

先日、戦略読書日記という本を読んでいたら、

この本について書かれていたのがきっかけ。

図書館で借りてざっと目を通してみたら、かなり

面白かったので、Kindleでポチってしまった。

 

昔の言葉を調べながら読み

進めなくてはならず、

かなり時間がかかりました。

 

 

 

f:id:uranairen:20220302125116j:plain

 

 

 

凡人にとって、一生の一大事は世渡りの道!

金銀は、命の親。

両親と金銀は同じぐらいありがたく

大切なもの。

命は、長いようで短い。

中国の詩人は

「天地は万物をやどす宿屋のようなもの

歳月は永久に過ぎ去る旅人のようなもの

人生は夢まぼろしのようなもの」

死んでしまえば金銀なんてなんの役にも

立たない。

何によらず金銀の力でかなわないことといえば、

天下に生・老・病・死・苦の5つがあるだけで、

それより外にないのである。

とすれば、金銀にまさる宝がほかにあろうか。

 

ほんとにそうなの。

私が過去にがんを疑われ、先はないかも

と思ったとき、自分が今までコツコツ

貯めてきたお金が無意味なものに思えた。

 

だがしかし、喉元過ぎれば何とやら

今となっては、この本の通り、

命の次に大事なものだと思う。

 

お金に対する著者の考え方なのか

この後に続く物語は、どうやって、

商売が成功したのか?はたまた

大失敗したのか?

 

まるで、ドキュメンタリーのように

お話が進んでいく。

 

中でも江戸時代の恐ろしい

風習に驚いた。

 

それは、お寺で金貸しをしていたこと。

 

しかも翌年に倍返し。

 

武富士レベル。

 

が!ここに強者が登場。

 

 

一貫文を寺から借りて、

十三年目には、元一貫文の銭を

八千百九十二貫文に増やしたという。

 

その強者がどうしてそんなに

お金を増やしたのか?

 

その強者は船着場で船問屋を

していた。

 

ある日お寺からお金を借りた途端、

商売が大繁盛。

 

そのありがたいお金の由来を

漁師が船を出す時に語り、

百文ずつ貸し付けたところ、

借りた人々が次々に好運に恵まれ、

その話は遠くまで広まり、

多くの人がお金を借りに来ては、

返済され、お金が増えていったのだそう。

 

そして、この増えたお金を

借りたお寺(水間寺)に

どーんと馬に乗せて運んだところ、

水間寺の僧たちは感動して、

「後の世の話の種にしよう」と、この

銭で、宝塔を建立したそうな・・・

 

信心深く、欲深くない人間は、

出世するということをお寺側は

広めたかったのだろう。

 

どこかで聞いたことのある商法よね。

 

お寺の作り話じゃないかと

疑ってしまう私の心は、

やはり荒んでいる。

 

 

そして、もう一つ、今も存在する

会社のお話。その名は越後屋。

 

f:id:uranairen:20220302124801j:plain

 

時代劇の悪代官として有名な

あの越後屋。

 

 

しかし、この本に登場する越後屋は、

革新的な手法で商いを繁盛させると

いうお話。

 

 

それまでの商いは、今でいう外商のような

システムで、商人が得意先に出向いて、

注文を取っていた。

しかも支払いは後払い。

 

信用のある武士や豪商に

限られた商売だった。

 

ところが、この越後屋呉服店は、

 

現金払いOK!

 

商品の価格を下げて、

店頭販売を始めたのだ!

 

つまり、その場で現金を

受け取れるので、信用のない

庶民に対しても商売が可能に

なったというわけ。

 

一部の金持ちより、庶民の

数の方が圧倒的に多いわけだから、

そりゃ繁盛するわね。

 

この革新的な商売を始めた越後屋

だったけど、Wikipediaを調べてみると、

この後、嫉妬した同業者から迫害を

受けて、移転に追い込まれたそう。

 

いつの世にもあるのね〜。しみじみ

 

また、他の章に登場した”藤市”という

人物は、相場や情報など記録魔

だったので、「わからないことは、

藤市に聞け」と言われるほど、

重宝がられたそう。

 

まるで、Googleさんのようだわね。

 

私がOLしていた頃、親しくしていた

専門商社のおじさんは、パソコンを

使わなくても倉庫にある在庫の数を

完全に把握していると聞き、驚いたが、

もしかしたら、人間も潜在意識などを

利用すれば、AI並みにデーターを

保存できるのかもしれないね。

 

 

さて、この本を読んだ感想だけど、

江戸時代の日本人は、さまざまな商売

をしては、成功と失敗を繰り返し、

とにかく性根逞しい。

 

なのに、今の日本はどうだろう。

起業ブームではあるけれど、

実行している人はほんの一握り。

 

つい先日、どんな仕事についている人と

結婚したい?というアンケートで、

1位と2位は公務員だった。

 

とはいえ、私だってサラリーマンの娘。

安心、安定を求めてしまうんだけど、

 

お金儲けは悪いことというイメージを

植え付けてしまった日本の教育や、

マスコミの責任は大きいと思った。

 

 

 

スクラップ・アンド・ビルド 羽田圭介 著

 

前から読んでみたかった本。

 

f:id:uranairen:20220213212535j:plain

 

図書館でずっと貸出中だったけど、

やっと借りられた。

 

この本に登場する主人公の祖父は、

いつも「早う迎えにきてほしか」と

つぶやく。

 

身体が思うように動かなくて、

家族の負担になっていると自覚が

あり、あとは死を待つだけとなった

時、私ならどうするだろう。

この本を読みながらずっと

考えていた。

 

この祖父と、私の父は、まるで正反対。

 

生きる気満々だ。

3年前に熱中症で死にかけて以来、

さらにその勢いが増した気がする。

 

散歩や筋トレはもちろん、

炊事洗濯など家事全般全てをこなし、

コロナで自粛が叫ばれる中でも

社交ダンスや、一人カラオケに出かけ、

人生を謳歌している。

 

私が普段通うスポーツジムのお爺ちゃんや

お婆ちゃんたちも父と同じように皆前向きだ。

 

「今日は天気も悪いし、動きたくないな〜と

思ったんだけど、家にいたら、一日中誰とも

話さないでしょ?気が滅入るから来たのよ」

 

と笑顔で、会話を楽しんでいる。

 

何が違うのだろう。

 

病気を患い、足腰が弱り、

心が萎えてしまうというのが

1番の要因だと思うのだけど、

 

 

「人間、骨折して身体を

動かさなくなると、身体も頭も

あっという間にダメになる。

筋肉も内臓も脳も神経も、

すべて連動してるんだよ。

骨折させないまでも、過剰な

足し算の介護で動きを奪って、

ぜんぶいっぺんに弱らせることだ。

使わない機能は衰えるから、

要介護三を五にする介護だよ。

バリアフリーからバリア有りに

する最近の流行とは逆行するけど」

 

たしかに退院直後の祖父は身の

回りのことがほとんどなにも

できず痴呆の症状もひどかった。

 

 

子育てでも親が下手に

手を貸せば、子供の成長の

芽をつむように、老人も

同じなのだ。

 

最後まで自分のことは

自分でできるように

死ぬまで鍛え続けないと

家族の手を焼かせる

ことになると思った。

 

 

スクラップ=屑・無用なもの

ビルド= 築き上げる

 

無用な人間にならぬよう

日々、鍛え続けないと。

「哲学な日々」野矢茂樹 著

ブログを書いていると、つくづく

自分の国語力のなさに泣けてくる。

 

誰かに読んでもらおうとかよりも

自分が満足できるものを書きたい。

 

そう思って、購入した本が

こちら↓

 

f:id:uranairen:20220204092834j:plain

 

この本を買ったのがきっかけで、

著者に興味を持ち、早速

図書館で、野矢茂樹さんの

エッセイを借りてくることに

した。

 

 

f:id:uranairen:20220204093520j:plain

 

p21

哲学とは?

私たちが生きていくことに

対してメタ的な態度をとる。

日々こうして生きている。

だけど、ちょっと待てよ。

一体これはなんなのだろう。

私は、何をしているのだ

ろう。これはどういう

意味なのか。そんな問いが

浮かんでくる時、あなたは

哲学に足を踏み入れている。

 

私も、1歩踏み入れちゃったかな💕

 

p23

私たちの能力も完璧ではない。

また、不測の事態は必ず起きる。

そんなとき、スピードと効率だけを

考えて前のめりに行動していると

視野が狭くなり、柔軟性を失う。

だから、哲学が必要なのだ。

哲学は、「いったい、これは何なんだ」と、

自分のやっていることを問い直す。

 

ふむふむ確かに。なるほど_φ(・_・

 

〜略〜

p27

恋愛なんかも同じじゃないですか?

気持ちは他ならぬこの人に向かわ

なくちゃいけない。一般論なんか通用

しない。恋愛の数だけ異なる形がある。

 

 

ですよね〜。クリスマスに高級

ホテルで食事して・・

お泊まりして・・・

プレゼントは3万円以上で・・

 

結婚して、子供ができて・・・

戸建を買って・・・

 

これが恋愛や結婚の一般論と

相手に言われたら・・・

 

周りの人がやっているからと、

自分達の恋愛や結婚に当てはめて

しまうから残念なことが起こって

しまう。

 

気をつけたい。

 

 

p126

どんなに準備をしてよどみなく授業が

できたとしても学生自身の問いに対して、

答えていなければ、それは学生にとって

良い授業とは限らない。

 

これは占いの鑑定にも言えることだと思った。

 

 

p128

読ませる文章

 

 

哲学についてのエッセイかと

思っていたら、文章の書き方

についても言及されていたので

興味津々💕💕

 

で、結論は?

 

p130

「読んでもらう」ことだ。

 

 

       f:id:uranairen:20220204101036p:plain



 

冒頭に

 

誰かに読んでもらおうとかよりも

自分が満足できるものを書きたい。

 

と、言ってた私。

真逆じゃ〜〜〜ん!

 

そもそもこういう考え方だ

から、うまく書けないのね。

とほほ

 

つまり、こういうことだそう。

 

p130

見えない読者との対話に不慣れなので

ある。だから、日記のようにただ書く

だけではなく、それを現実の読者のもとに

とどけ、現実の反応に出会わねばならない。

 

 

 

耳が痛い。

 

 

 

p156

そこで、くれぐれも注意しなくちゃ

いけないのは、哲学者の書いたものの

中に正解があると思ってしまうこと。

そう考えると、自分で考えるのを

やめて、ただひたすら本を読む

ばかりになってしまう。そうでは

なくて、あくまでも自分で考えて

いくための材料や刺激を本に求める。

 

ほんとね〜。

一昨年あたりから、投資界隈の

インフルエンサーをフォローして

いるんだけど、最初の頃は彼らの

言っていることを鵜呑みにして、

いくつか個別株を買った。

ところが、最初はよかったけど、

昨年あたりから、ボロボロ。

 

額が小さかったので、ほとんど

影響はなかったけど、全財産

投資してたらって考えると

恐ろしい。

 

このことがきっかけで、彼らの

言っていることは、参考にする

程度にした。

 

株を買う人の背景は人それぞれ。

 

余剰金をたっぷり持っている人も

いれば、ギリギリのお金を投資に

かけようとする人もいる。

 

また、インフルエンサーの立ち位置

もそれぞれ違う。

 

短期投資で、リスク高めの投資家

だったり、長期投資を推している

投資家もいる。

 

哲学者にもいろんな人がいるだろう

から、たくさん本を読んで、

自分で考える習慣を身につけたいと

この本を読んで思った。

 

 

 

「それでも読書はやめられない」 勢古浩爾 著 

      f:id:uranairen:20220202142501p:plain

 

2週間に1度、図書館へ行くように

なった。

前は、本を借りてきても

結局読まずに返してしまうことが

多かったのに、最近は、借りた本の

8割は読めるようになったので、

自分でも驚いている。

 

おそらく、自分の読書の力量がわかる

ようになったからかもしれない。

 

それと、今更だけど、

自分の好きな分野が

わかってきたせいかも。

今日は、その好きな分野の

 

エッセイから、

 

「それでも読書はやめられない」

勢古浩爾 著 

 

f:id:uranairen:20220203215405j:plain

 

 

を紹介します。

 

最近、すっかり勢古さんの

ファンになってしまい、

図書館でこの本を見つけた時は、

心の中でガッツポーズ。

 

でも、脳内でもう一人の私が、

「ファンなら本を買え!」と

囁くので、次回はAmazonで

ポチらせていただきます。

 

 

 

著者の言う本読みの極意、守破離とは?

 

王道である義務としての「名作」

の読書を経て(守)

やがて無謀にも「名著」に挑むように

なり、いかに敗退したか(破)

「ああ、おもしろかった」という読書

本来の自由で楽しい読書の原点に

戻ってくることができたか(離)

 

本来の意味は

「守」「破」「離」

守破離とは茶道や武道などの

芸道や芸術における師弟関係の

あり方の一つ。

 

師匠から教わった型を徹底的に

「守る」

自分に合ったより良いものを

模索し、既存の型を「破る」

 

さらに鍛錬、修行を重ねて、

師匠から教わった型から

「離れる」

 

 

私は全く王道を歩いていないな。

ずっと勝手気ままな読書で

きてしまった。

しかも、名作名著の違いも

わからなかったよ。泣

 

 

p58

「名著」は脅迫する。

読まないと損をするぞと。

いや、名著それ自体は脅迫しない。

インテリのなかにたまに、

世界の名著を読まない奴は

話にならない、というような

ことをいうものがいる。

かれらが脅迫するのである。

 

p60  

脅迫する人間がときおり出現

するから要注意、ということ

である。脅迫されて、自分で

無用な強迫観念にとりつかれ

ることのないように。

 

 

これって、本に限らず

言えることだと思った。

用心用心

 

勢古さんの本がなぜ

こんなに面白いと思えるのか

考えてみたんだけど、

 

建前で語られる本が多い中、

辛辣な言葉が続く時はある

けど、正直でズルさを感じ

ないところ。

 

人間性ってやっぱり

文字からも伝えわって

くるんだと思った。

 

p26

わたしも何を読んだらいいのか、

さっぱりわからなかった。

なんのとっかかりもないのだ。

本屋に行けば山のように本がある。

しかし、何をどう選べばいいのか。

 

私は若い頃、自分の無能さを痛感し、

本を読めば「無能」という病気が

治るかもしれないと思い、本屋へ

行くのだけど、何を読んだら

いいのかわからず、とりあえず

「教養」と名のつく本を

買えば間違いないと思い、

一般教養試験の問題集を

買ってしまった苦い経験がある。

 

家族も友達もだれ一人として

本を読まない環境で、現代の

ようにネットもない時代では、

本当に何をどうすればいいのか

わからなかった。

 

それを考えると今はいいよね。

ブログや動画、SNSで検索すれば

いろんな界隈の人が、読書に

ついて語ってくれてる。

 

 

そういえば、この本を読んで

いて、思い出した読書の

思い出がある。

 

23歳までの私は、アパレルの

店員だった。なので、

実務経験すらなく、パソコン

なんて触ったこともなかった。

 

ところが、バブル全盛当時の

派遣会社は、人手が足りない

こともあり、簡単に登録する

ことができた。

 

おかげで私は派遣会社に

入り、担当者から勧められるがまま、

とある会社の面接を受けることが

できた。

 

朝、待ち合わせ場所に着くと、

派遣会社の担当が、先方には、

パソコンが使える人材を連れて

行くと言ってあるので、話を

合わせて欲しいと言ってきた。

 

ええっ?私に嘘をつけと?

入社できちゃったらどうするの?

と思いながらも何も言えず、

促されるまま履歴書を持って

会議室に入った。

 

すると、タバコをプカプカ

ふかしたおじさんが私を待っていた。

 

面接が始まると、案の定

「パソコンが使えると

聞きましたが?」

と聞いてきた。

 

私の心臓はバクバク。

脇汗が半端ない。

 

「いえ、大したことは

できないんですけど・・・」と、

 

謙遜風に言ってみる。

 

すると、

 

「そうですか・・実は

CADを扱って欲しいと

思ってまして・・

どうでしょうか?」と聞いてきた。

 

どうでしょうかって言われても、

CADがなんなのかわかりませんけど

・・😅

 

ポカーンという顔をしていると、

コンピューターを使って設計を

すると説明してくれた。

 

いやいや私ができるわけないじゃん!!

と大声で言ってしまいそうになったが、

派遣会社のメンツもあるだろうと思い、

「頑張りますっ!」と心にもないことを

言ってしまったのだった。

 

帰宅し、絶対受かるはずないし、

万が一にも受かったところで、

嘘がバレて、辞めさせられるに

違いない。

 

ちぇっ

無駄な面接だった。

 

と思いながら、

転職雑誌を眺めていると、

なんと、「来週から行ってください」と

派遣の担当から連絡が来てしまった

のだった。

 

そして、ついに嘘がバレる日が

やってきた。

 

なんて言い訳しよう・・・

 

困惑した顔で、その会社に行くと、

私の机の上には、なんと!

パソコンの入門書が積まれて

いたのである。

 

すると突然「やあ!」と面接を

してくれたおじさんが現れた。

私は、嘘がバレてる!!と

パニックになりながら、

 

「よ..よろしくお願いします」

と言うと、おじさんは、

「どうぞかけて」と相変わらず

プカプカとタバコをふかし、

私に言った。

 

このおじさんは、設計部の

課長さんだそうで、私の直属の

上司になった。

 

そして、上司は私に

「あなたが、パソコンに

慣れている人だと最初から

思っていませんでしたよ。笑

仕方ないよ。派遣会社も

商売だしね。

でもあなたには、CADを

扱えるようになって

もらいたいので、ひと月

あげるから、パソコンに

ついて学んでください。」

ということだった。

 

 

それから私は、机に積まれた

パソコンの入門書を読み、

使い方にも慣れて、CADの

使い方もマスターし、上司が

描いてくれる手書きの設計図を

パソコンで製図することが

できるようになった。

 

ある日、その上司とランチを

していると、会社に戻る前に

一緒に図書館に行こうと

誘ってきたので、ついて

行くことにした。

 

上司は、本を選びながら、

「君は本を読まないの?」と

聞くので、本は読まないし、

図書館で借りたこともないと

言うと、「本が読めると

なんでもできるように

なるんだよ。

パソコンだって、君が本を

読んだから使えるようになった

んでしょ?だから、君が

結婚をして、何を料理しようか

迷った時や、園芸や子育ての

悩みなど、すべて本さえあれば

全てわかるんだよ。」と

話してくれた。

 

それまで、読書は、純文学や

小説など、難しいものを

読むことだと思っていたので、

上司の言葉は目から鱗だった。

 

この上司は、私の父と同じくらい

だったから、今は80代ぐらいだと

思うのだけど、元気かな・・・

最近、本を読んでいると

思い出しちゃう。

 

だって、この上司がいなかったら、

本を読むことで、何かが

できるようになるという

成功体験を積むことなく、

人生を終えていたかもしれない。

そう思うと感謝の気持ちで

いっぱいになる。

 

だから、私も読書は

やめられない。

 

死ぬほど読書 丹羽宇一郎 著

      f:id:uranairen:20220126113419p:plain

この間、ラジオを聴いていたら

オザケンこと小沢健二さんの

曲が流れてきて、ものすごく

懐かしくなって、今、ずっと

彼のアルバムを聴いている。

 

日頃、洋楽ばっかり聴いてる私

だけど、好きなんだよね。

このリズム♪〜。

 

ゆる〜くて、自然と体が

揺れちゃう感じ。

 

彼って、可愛いイメージだった

から、私よりずっと年下だと

思っていたら、4つしか変わら

なくて驚き。

 

おっと、今日はその話題

じゃなくて、毎度、本のはなし。

 

 

今回紹介する本は、

「死ぬほど読書」

 

有名な商社の

会長さんだった

丹羽宇一郎さんの本です。

 

 

私が考える教養の条件は、

「自分が知らないということを

知っている」ことと、「相手の

立場に立ってものごとが考え

られる」ことの2つです。

ですから、有名大学を出て

知識をたくさん持っている

人が、必ずしも教養人という

わけでははい。

むしろ、そういう人の中にも

教養のない人はたくさんいます。

 

〜略〜

 

では、教養を磨くのは何か?

それは仕事と読書と人だと

思います。

 

昔、付き合っていた男性から、

お前は教養がない!毎日

百科事典を1ページずつ

読めと言われたことがある。

 

これがきっかけで、私は

”教養”=百科事典だと

思いこんでしまったので、

教養を身につけるのは無理だ

と早々に諦めてしまった。

 

けど、今は、こうして

仕事をしながら読書を続けて

いるので、死ぬまでには

なんとか最低限の教養を

身につけられる気がして

ホッとした。

 

 

さらに

 

論理構造がどうもしっくりこない。

著者の頭がよすぎるのか、

言い回しもへんにくどい。

独りよがりで読者への

配慮がまったくない。

〜略〜

結局突き詰めると、著者も

自分のなかでうまく整理できて

いないのかもしれません。

私はこの手の本に出会うと、

著者本人もよくわかっていない

んじゃないかと勝手に自己弁護

して、残念ながら本を閉じる

こともあります。

 

なるほど〜

丹羽さんほどの優秀な方が

理解できない本は著者にも

問題がある!と言ってくれて

いるので、難しくて読めない

時は、落ち込まずにすむね。

 

 

自伝や回顧録というものは、

人生の失敗者や敗残者は

まず書きません。

成功者が語る話ですから、

いくら自制しようとも

どこか自慢話になって

しまうことが目に見えて

いる。ですから教訓にも

あまりならない気がします。

 

そういうものなのか。

成功できたのは、本人の

努力や才能もあっただろうけど、

その背景やタイミングも

あるしね。

 

バブル全盛の1989年。

とらばーゆという転職雑誌で

見つけた会社で、私は営業の

アシスタントとして働くこと

になった。

 

そして、私の入社と同時期に

有名商社から入ってきた男性が

営業部長に就任した。

 

その会社の部長以上の役職は、

慶應卒と決まっていたことも

あり、中途採用で部長という

彼を誰もが注目していた。

 

ところがこの部長、取引先との

接待で、前職の有名商社の名刺を

渡していたのだそうだ。

 

私は、この本を読みながら、

その部長を思い出していた。