死ぬほど読書 丹羽宇一郎 著

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この間、ラジオを聴いていたら

オザケンこと小沢健二さんの

曲が流れてきて、ものすごく

懐かしくなって、今、ずっと

彼のアルバムを聴いている。

 

日頃、洋楽ばっかり聴いてる私

だけど、好きなんだよね。

このリズム♪〜。

 

ゆる〜くて、自然と体が

揺れちゃう感じ。

 

彼って、可愛いイメージだった

から、私よりずっと年下だと

思っていたら、4つしか変わら

なくて驚き。

 

おっと、今日はその話題

じゃなくて、毎度、本のはなし。

 

 

今回紹介する本は、

「死ぬほど読書」

 

有名な商社の

会長さんだった

丹羽宇一郎さんの本です。

 

 

私が考える教養の条件は、

「自分が知らないということを

知っている」ことと、「相手の

立場に立ってものごとが考え

られる」ことの2つです。

ですから、有名大学を出て

知識をたくさん持っている

人が、必ずしも教養人という

わけでははい。

むしろ、そういう人の中にも

教養のない人はたくさんいます。

 

〜略〜

 

では、教養を磨くのは何か?

それは仕事と読書と人だと

思います。

 

昔、付き合っていた男性から、

お前は教養がない!毎日

百科事典を1ページずつ

読めと言われたことがある。

 

これがきっかけで、私は

”教養”=百科事典だと

思いこんでしまったので、

教養を身につけるのは無理だ

と早々に諦めてしまった。

 

けど、今は、こうして

仕事をしながら読書を続けて

いるので、死ぬまでには

なんとか最低限の教養を

身につけられる気がして

ホッとした。

 

 

さらに

 

論理構造がどうもしっくりこない。

著者の頭がよすぎるのか、

言い回しもへんにくどい。

独りよがりで読者への

配慮がまったくない。

〜略〜

結局突き詰めると、著者も

自分のなかでうまく整理できて

いないのかもしれません。

私はこの手の本に出会うと、

著者本人もよくわかっていない

んじゃないかと勝手に自己弁護

して、残念ながら本を閉じる

こともあります。

 

なるほど〜

丹羽さんほどの優秀な方が

理解できない本は著者にも

問題がある!と言ってくれて

いるので、難しくて読めない

時は、落ち込まずにすむね。

 

 

自伝や回顧録というものは、

人生の失敗者や敗残者は

まず書きません。

成功者が語る話ですから、

いくら自制しようとも

どこか自慢話になって

しまうことが目に見えて

いる。ですから教訓にも

あまりならない気がします。

 

そういうものなのか。

成功できたのは、本人の

努力や才能もあっただろうけど、

その背景やタイミングも

あるしね。

 

バブル全盛の1989年。

とらばーゆという転職雑誌で

見つけた会社で、私は営業の

アシスタントとして働くこと

になった。

 

そして、私の入社と同時期に

有名商社から入ってきた男性が

営業部長に就任した。

 

その会社の部長以上の役職は、

慶應卒と決まっていたことも

あり、中途採用で部長という

彼を誰もが注目していた。

 

ところがこの部長、取引先との

接待で、前職の有名商社の名刺を

渡していたのだそうだ。

 

私は、この本を読みながら、

その部長を思い出していた。