「発酵道」寺田啓佐 著

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こんばんは。

今年も残すところ

あと1時間。

歳を重ねるごとに

1年が経つのが

早く感じるのは

なぜなんでしょうね。

 

さて、なぜ私が大晦日の夜に

ブログを投稿しているかと

いうと、今日のブログを

投稿すれば、100記事に

なります。

 

特に目標を決めたわけでは

ないけれど、やっぱり

達成できた方が嬉しい。

 

ということで、今日は、先日

発酵についてとても興味が

湧いたので、

 

「発酵道」寺田啓佐 著

 

という本を購入しました。

「道」と言葉が題名にある

だけあって、とても哲学的で

面白い本でした。

 

p48

ナスだってきゅうりだって、

そのまま放置していればいずれ

腐敗してしまうのに、

ぬかみその中に入れれば腐らない。

 

 

おおおーーー

考えてみたらすごいことだわ。

人間の体も発酵食品を

摂っていたら、老化しない体に

ならないかしら。

 

 

p115

なんとも感心するのは、

微生物たちの役割を

心得た見事な働きぶりだ。

一匹一匹が自分の出番に

なったら大いに働き、

使命をまっとうして、

役目を終えたらスーッと

消えていく。

そうやって次に来る微生物に、

バトンタッチしていく。

実に鮮やかだ。

 

 

 

微生物、カッコイイ。

まさにあの幕末の彼らのようだね。

 

 

www.uranairen3.com

 

 

 

でも私は、微生物のようにスーッと

消えては行きたくない。

だって、欲深いんだもん。

死ぬのを忘れてました!って

いうぐらい長生きしたい。

 

この「人生最後の日にガッツ

ポーズして死ねるたったひとつの

生き方」という本のブログを

投稿した時、私は多分ガッツポーズ

どころか未練タラタラで

逝くんじゃないかと思っています。

 

なぜかって?

 

だって、私が死んだ後に

スマホ以上の世界を変える

発明がされるかもしれないって

考えたら、死んじゃいられません。

 

 

p164

微生物の世界は、

まったく競争がなく、

お互い助け合い、

支え合っている世界だ。

それぞれを尊重して共生している。

乳酸菌も酵母菌も出番が

来るまでじっと待っている、

そんな謙虚な姿勢があるのだ。

違ったものを排除することで、

うまくいくことなどない

というのも、酒造りのなかで

気づいたことだった。

 

 

「最高の体調」鈴木 祐 著によれば

人間の世界も狩猟採集社会だった

頃は、微生物と同じように

互いに支え合い、助け合って

いたそう。

今のように格差が生まれたのは

農耕社会になってからなんだって。

 

 

今の日本もきちんと税金が

正しい方向に使われていたら、

他の国に比べ、互いに

助け合えている仕組みになって

いると思うのだけど、なかなか

うまくいかないね。

 

 

p178

滅菌思想の危険性

 

ともかく日本人の「きれいずき」は

とどまるところを知らない。

昔の日本人は、ばい菌と一緒に

暮らしていたおかげで、

たくましく生きてこられたのだ。

 

 

 

コロナの影響もあって、

日本人の滅菌思想はさらに

拍車がかかったと思う。

 

ということは、良い菌を

殺してしまっているということ。

このさき、コロナよりもっと

強力なウィルスが流行したら?

ここはやっぱり菌と仲良く

バランスよくお付き合い

したいですね。

 

微生物との響あいの一つとして、

具体的に私が毎日実行しているのは、

一日一回トイレで微生物に感謝する

ということだ。

自分の便は食べ物のカスだと思っている

かもしれないが、半分以上が役割を

果たした菌の死骸や菌そのものである。

私たちが食べた物を100兆の微生物が

命がけで分解して、血や肉や、エネルギー

に変えてくれた。

と同時に微生物は、自分の中のゴミを

出してくれた。だから便に対し、

「いつもいつも、無限の無限のマイナスを

消し続けてくださってありがとう

ございます。」と私はとなえている。

 

本当に。私も毎朝感謝しております。

 

 

「はたらく細胞」や「もやしもん」の

ような、擬人化された菌や細胞の漫画

を読むと、もっとイメージが湧いて、

感謝の気持ちが強くなりますよね。

 

ということで、息子が小さい頃

読んでいた「もやしもん」が

懐かしくなり、また再読しようかと

思いました。