お釈迦様のひとこと
入院中、退院したら気をつけることなど
婦人科の先生に相談した時
子宮も卵巣もないから
急に更年期の症状が出ますか?と聞いたら
それは個人差があるからね。
それより
あなたぐらいの時というのは
病気もそうだけど
とにかく色々なことがある。
子供も大きくなって母親という役目もなくなり
この先の夫婦のあり方。
そして、年齢的に親や友人が亡くなったりと
環境の変化と、自分の死が急にリアルに
なるからだと。
先生がおっしゃる通り
この病気になってから、本当に自分の死がリアルになり
あまりの恐怖に夜が怖くなった。
誰もが思っているはず
だけど
誰も口にしない
自分たちの死について。
夫とだって、そんな話しないから
ベッドの中で一人考える。
そして、行き着く疑問
私(人間)って、なんの為に生まれたの?
死後の世界はあるの?
ぐるぐるぐるぐる
頭の中はそのことでいっぱいになる。
そんな中、やっとお釈迦様の言葉に出会う。
〜毒矢のたとえ〜
お釈迦さまのお弟子さんの一人が
私が悩んでいたようなことを尋ねます。
するとお釈迦さまはこう言います。
「毒を塗った矢が飛んできて
身体に刺さったとします。
急いでこの矢を抜いて
治療をしようとしているのに
この矢はどこから
飛んできたのだろう、この毒の種類は
なんだろうか、誰によって射られたのだろうか、などと
言っていたら、その人はそれを知らないうちに
確実に死んでしまいます。
だから、考える前にまずやることがあります。
それは、すぐに矢をぬくことです。
あなたが私に聞いていることはこれと同じ。
あの世があるかないか
人間ってなんの為に生まれたの?
な〜んて考えるのは時間の無駄
と言ったかどうか知らないけど
そうだよ!!!
そうなんだよ。
お釈迦さまのこの一言で、また前に進もうって
思えました。
お釈迦様、ありがとうございます。